■ Product Review
- Paddlist -






シーカヤック専用ロッド。まずはシーバスロッドから

PADDLIST(パドリスト)


 近年人気を博しているカヤック・フィッシング。カヤックならではの面白さがある反面、艇内のスペースが限られる事や常に低い姿勢を取らざるを得ないことから、釣り方やタックルの制約があるのも事実です。

 そこでスミスでは経験豊富なシーカヤックアングラーの意見を取り入れたシーカヤック専用モデルを開発しました。専用モデルならではの使い勝手をお試し下さい。


■ 開発コンセプト


1. 一日中使っても疲れないこと

カヤック・フィッシングは基本的にパドリングにより推進力を得ます。つまり、移動時に実釣時以上の負担が腕にかかっているわけです。 そして実釣時においても、水面に近い位置で座って釣りをするカヤックフィッシングでは基本的にロッドティップを水面と水平位置より上に保持しなければいけません。そんなカヤックフィッシングにおいて使用するロッドには、当然のごとく使用時の腕への負担を軽減するために、自重が軽く、先重り感が少ないロッドバランスが求められるのです。

2. 上方向へのトゥイッチ・ジャークを容易に行えること

デイゲームを中心とするカヤックシーバスフィッシングでは、視覚に訴える「トゥイッチ・ジャーク」が非常に有効であるため、トゥイッチ・ジャークの頻度が非常に高いです。しかし低位置で座って釣りをするカヤックフィッシングにおいてはボートフィッシングとは異なり、ロッドティップを水面と水平位置よりも斜め上方向や横方向、あるいは上方向に動かします。
当然、ロッドバランスはボートロッドとは異なり、先重り感が少なく、自重が軽いロッドの方が操作が楽になります。また、ロッドバランスだけでなく、8cm〜13cm前後のルアーをキビキビと動かせるパワー・アクションが求められます。

3. 不安定なカヤックの上でも、確実にフッキングできること

アワセをいれた時にカヤックが動いてしまい、フッキングが決まりにくいという意見がありました。しかし実際に魚がバレる原因は、ショートバイトによる浅いフッキングや、曲がらないロッドを使用する事により、ファイト時にテンションが抜けてしまう事による方が圧倒的に多いのです。
この問題を解消するために、ロッドにはどんなサイズの魚でもしっかり曲がり、魚とロッドの間につねにテンションが掛かっている状態を保てる事が求めらました。

4. 1/4〜1ozのルアーをストレスなくキャストできること

カヤックフィッシングでは、8cm前後のミノーからオンスクラスのバイブレーションまで、多様なルアーを使用します。当然、どのサイズのルアーにおいても、しっかり気持ちよく投げられる事が求められます。

5. フッコからランカークラスまで、釣り味を損なうことなくやりとりが楽しめること。

様々な場所で通年シーバスを狙うことができるカヤックフィッシングでは、場所や時期により釣れる魚のアベレージサイズが大きく変わります。どの時期の魚(どのサイズの魚)にでもやり取りが楽しめるロッドである事が求められます。

6. 15ft級の艇でも、バウをかわすことができること

艇の側まで寄せた魚が、艇の真下をくぐり反対側に向かって走るという状況が多々あります。そんな時、バウをかわして魚を艇の反対側に誘導することができると、魚とのやり取りが非常に楽になります。つまり、一般的な15フィート以下の艇で、バウをかわす事ができるロッド長、アクションが求められるわけです。6ft7in、6ft11inというレングス設定はその結論です。

7. 転覆した際に、竿が流出しないこと

安定しているシットオントップタイプが中心のカヤックフィッシングとはいえ、沈はするものです。そしてその際にタックルを流出してしまう危険性があります。カヤックフィッシングにおいて、高価なタックルが流出しないという事は、非常に大事です。そこで尻手ロープが装着できる環をバットエンドに設けました。




■ 製品スペック


ROD No. length grip
length
lure wt line pack
length
weight tip
dia
butt
dia
price\
(本体価格)
PSS-67L 6'7" 385mm 7〜22g 6〜12lb
(PE0.8〜1.5)
168cm 130g 1.9mm 10.0mm 37,800
(36,000)
NEW
PSS-611M
6'11" 405mm 7〜30g 8〜14lb
(PE0.8〜2)
177cm 145g 2.1mm 10.0mm 39,900
(38,000)

  • ブランク:グリップ脱着式1ピースモデル。24t+30tグラファイト素材採用。
    水面で近い位置で座って釣りをするというカヤックフィッシングの性格上、ボートロッドよりもロッドが立ちやすい事を想定し、90度の角度(いわゆる「逆し」の字)での強度を重視した設計になっています。そのため比較的速やかにフルベンド状態になりますが、ここから大きく粘ります。
    セイゴ・フッコクラスでもやり取りを楽しめるしなやかさと、ランカークラスにも対応できるパワーを両立した、絶妙なアクションとパワーに仕上がっています。やり取りを楽しみつつ、バラシも軽減します。

  • グリップ:釣行後の水洗いにも便利な脱着式グリップ。フロントグリップにカヤックフィッシングSPロゴ。取り回しの良いセパレートグリップですが、リアはしっかり握りやすい形状・長さのコルクを採用しました。

  • ロッド流出防止用D管:グリップエンドに、スクリューキャップ式のロッド流出防止用D管を標準装備
    通常時はスクリューキャップ内部に内蔵されています。沈の可能性が高いサーフからの出艇・着岸時等にロッドと艇をバンジーコード等で固定することにより、沈によるタックルの流出を防ぐことができます。 また、D管をロッドエンドに装備したことにより、D管がバランサーの役目も果たしており、先重り感を感じさせないロッドバランスにも一役買っています。

  • ガイド:オールチタンフレーム小口径Kガイド採用
    ナイロンラインの使用も考慮しつつ、飛距離に影響がない範囲で、可能な限り小口径のガイドを装着しています。当然、全ガイドにチタンフレームKガイドを採用。これにより、ロッドの軽量化だけでなく、先重り感を感じさせないバランス設定に仕上がっているので、疲労が軽減され、トゥイッチ・ジャークを容易に行う事が可能になります。
    また、小口径フルチタンガイドによる軽量化は、キャスト時のティップ部のブレを軽減することになるため、キャスト精度の向上にも貢献しています。



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