ザ・ストラテジーツアラー エキスパートインプレッション

STS-HM63SS


出村 輝彦 (W.B.S.) 2009.1.19 追記

STS-HM63SSのイメージは、『本山博之氏が監修=スモールマウスバス用』と思っており霞水系をホームとしている私には縁遠いロッドと当初は思っていました…
ところが!! 実際にフィールドでテストすると、一見ミスマッチと思われる超小口径ガイドと極細PEライン(サンライン社バススーパーPEライン0.8号)が、軽量ノーシンカーワームでもキャスト時の初速を上げることにより飛距離を伸ばす効果を発揮することを実感。  
また、STS-HM63SSは、強靭なバットパワーと張りを持っているので今までのライトリグロッドにありがちな腰抜け感も無く、遠距離で魚を掛けても確実にフックアップする実力があります。さらにPEラインを使用することにより常にアングラーが主導権を握れ、不意なBigfishでも焦ることなくランディングまで持ち込めるパワーを持っています。
サーフェスシステム(SS)というコンセプトロッドなので表層系ルアーを使用する最強のロッドなのですが、私がお勧めしたいのがオカッパリ!! 昨今、霞水系のフィッシングプレッシャーも大きく、ロングディスタンスを取ってのゲーム・沖のロックハンプやストラクチャーにアプローチできない時、STS-HM63SSはアングラーに大きなアドバンテージをもたらしてくれます!

W.B.S.オカッパリ大会『カスタン』黒部川にて


村中 義明 (JB桧原、W.B.S.) 2009.1.5 追記

STS-HM63SSは軽量ルアーを使ったサーフェイスゲームをより優位に展開する為に、本山博之さん独自の理論に基づいて徹底的に追求・デザインされたロッドです。本来、軽量ルアーをロングキャストする為のロッド設計は、キャスト時に柔らかくしなやかに粘ってテイクバックした際のロッドの反発力を利用するのが一般的ですが、サーフェイスバスゲームではルアーを繊細且つ鋭く動かしたり、カバー周辺でのアプローチが多い事から、柔らかいロッドでは操作性が劣り、フッキングからランディングまでのパワーにも問題が残ります。
しかし、このロッドではロングキャスト性能、操作性、フッキングパワー、ランディングと言った相反するそれぞれの問題を近年進化した極細PEラインを用いる新しいコンセプトで一気に解決してしまっています。このロッドは軽量ルアーを飛ばす概念が既存のロッドと全く異なり、超軽量で張りが強いシャープなブランクスを使ってライナーでカッ飛ばすことを考えられています。 スピニングロッドにはミスマッチとも思える特徴的な超小口径ガイドは比重の軽いPEラインの放出を整流する役目を果たし、ガイド重量が減少した分、ブレが無いシャープな振り抜けが可能で、結果的に初速を増してルアーの飛距離と弾道直進性に大きく貢献しています。
また、ロッドブランクスにはアンサンドフィニッシュを採用して、濡れたPEラインがブランクスにまとわりつく事を防ぐように考えられています。これらのトータルバランスにより、非常にスムースなキャストフィールを生み出し、遠く離れたボイルへのキャストやオーバーハング下への針の穴を通す様なキャスト、スピニングタックルでは難しいカバーギリギリへのプレゼンテーションが格段にやりやすくなっています。このロッドのテーパーとパワーはルアーを操作する上で不必要な柔らかさやダルさは全くなく、ピンスポットでビリビリ震える様なシェイクやメリハリのあるジャークが自在に可能であり、尚且つロングディスタンスのアプローチが可能な優位性を考慮して、ルアーが遠くにある時のフッキング性能や、フッキング後にカバーから魚を引き剥がすバットパワーも十分備えています。
バグ系ルアー全般は勿論ですが、私が特にお勧めしたいのは軽量ミノープラグのジャーキングメソッドです!パニッシュ70とのマッチングは抜群で、圧倒的な飛距離とクイックな操作性は素晴らしいものがあります。クリアウォーターではロングキャストで誘い、しっかりフッキング可能でなければキャッチ出来ない魚が確実に存在します!皆さんも是非ともこのロッドで唯一無二のアドバンテージを体験してみて下さい!



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