ザ・ストラテジーツアラー エキスパートインプレッション

STS-510DS/FS


村中 義明 (JBマスターズプロ、W.B.S.) 2007.01.22 追記

初めてこのロッドを手に取った時の印象は一言でシャープ!5フィート10インチと言う若干短めなレングスと極端なエクストラファーストテーパーの組み合わせは既存のフルソリッドのイメージとは全く違うものでした。 しかし、負荷を加えてベンドさせるとティップ部のみ非常にソフトなウルトラライトアクションで「クイッ」と入り、その後更に負荷を加えるとジワジワと支点がバット方向に移行して最終的には綺麗なレギュラーテーパーに可変します。この2段アクションとも言えるテーパデザインは特にクリアレイクのディープウォーターにおいて、ライトリグ使用時の操作性を高め、繊細なバイトを感知し食い込ませ、更に魚を掛けてからは綺麗にベンドしてロッド全体で負荷を受け止めライトラインをかばうテーパーと言えます。 この事により、ラインも2〜3ポンドまで落とせるので操作性の向上とバイト数アップに一躍かっています。 また、ただ柔らかいだけのロッドと違い、フルベンドさせてもバットパワーがしっかり残るのでビッグフィッシュにも十分対応可能なリフティング能力を秘めています。この食い込みの良さとパワーの両立はフルソリッドブランクスならではのアドバンテージと言えるでしょう!
実際に河口湖のディープや野尻湖・桧原湖と言ったスモールマウス狙いで1シーズン使ってみた感想は、小さな底質の変化やバイトに対しティップがクイックに反応し、視覚的にも感知可能な事と、ソフトティップによる食い込みの良さ、優れたテーパーによるバレやラインブレイクの少なさを実感しました。 特に軽量ジグヘッドや、マスバリタイプのドロップショットで、ハーフドラッギング気味にプロダクティブゾーンをトレースする釣りや、ラインを張り続ける止めの釣りにおいて抜群の使用感です。
また、5フィート10インチと若干短めなロッドレングスはフルソリッドの操作性をアシストして小技を効かせたシェイクなど非常にやりやすくなっています。ついばむ様なショートバイトをフッキングに持ち込み、確実にキャッチする為のマストアイテムとして、私のクリアレイク・ディープウォーター攻略に無くてはならないロッドの1本になっています。


稲葉 丈晴 (JBマスターズプロ)

このロッドは富士五湖などハイランドレイクで、ディープフラットにバスが散っている状況で多用する。この様な状況下で多用するのがライトリグを用いたドラッキング気味での連続シェイクである。今までこの釣りでは59DS/Sで対応してきた。しかし近年、10m近いこの水深でのショートバイトとなると、59DS/Sでは取りきれないバスが出てきていた。ハイレベル化していくフィールドで貴重な1本を仕留めるためには更なる細分化した専用ロッドが必要となる。ファーストムービング用ロッドのように、この510DS/FSは操作性を犠牲にし、乗りを徹底的に重視した、掛けるためのロッドだ。その結果ブランクにはフルソリッドを採用している。
フルソリッドはどうしても操作性は悪いのだが、超エキストラファーストテーパーにすることにより振り抜けが良く、既存のフルソリッドよりもかなり操作性は向上している。ソリッド独特のボヨ〜ンとした感じでとにかくよく掛かる。乗りはこれ以上のものは今のところ存在しない。タフな状況下でこそ威力を発揮する1本だ。

ラージより掛かりにくいスモールマウスには最適。
チョン掛けフックを用いたワッキー掛けの釣りに非常に合っている。ダウンショット、ワッキーリグなどをディープで広範囲に使うときに使用している。その他、あまり好きな釣りではないが、ノーシンカーワームなどをキャストして放置しておくだけの待つ釣りにも勝手に掛かってくれるのでこれを使っている。



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