■ Product Review
- IOS-01 -

テスターによるインプレッション


IOS-01を実際に使用されたアングラーの生の意見です。参考にして下さい。



 ほぼ同条件で比較するために、リール・ライン・ロッド同タックルを2セット準備、リールは、ベアリング部・スプールシャフト・メカニカルブレーキキャッププレート等、スプール回転に影響を与えると思われる部分は、すべてパーツクリーナーにて脱脂メンテナンスして、新しいオイルを注油してから比較テスト。

ロッド:6.6fミディアムクラス
ライン:ナイロン12lb
リール:ABU SX1600MAG
リールメカニカルブレーキはスプールシャフトに触れるか触れない程度に設定。
ライン巻量は、スプールエッジからノギスで測定し3mmに設定
比較オイル:IOS−01、A社オイル

〇 キャスティングテスト(11/13)

ほぼ無風、やや軽めの固定重心クランクベイト9.0gを使用 各タックルにて10回ずつほどキャスト

・A社オイル使用タックル
メンテナンス・注油したばかりなのでスプール回転が良すぎる。MAGブレーキレベルを通常より強めにしても、やや強めにサミングしてやらないとキャスト後半にスプールからラインが浮き気味になってしまいバックラッシュしそうになりリールコントロールしずらい。

・IOS−01使用タックル
A社オイル使用タックルと同MAGブレーキレベルでキャスティング、若干サミングする程度、結果的には前記タックルよりルアーの飛距離は伸びている。数回目のキャスト後、ブレーキレベルを1ノッチ下げて使用してみたが前記タックルより格段に扱いやすく、一昔前の自動遠心ブレーキリールのような最後のひと伸びがあるような印象だった。

〇 ピッチングテスト(11/16)

キャスティングテスト3日後、トレーラー無7gラバージグを使用。 ほぼ無風、使用タックルは前回テスト時の状態、リールメンテナンスはしていない。 各タックルにて10回ずつほどキャスト。

・A社オイル使用タックル
オイル揮発成分が抜けてオイル粘度が上がったのかスプール回転がやや落ちてきた感じがするものの、ロッドを強く振りぬいて、カバーを撃ちぬくようなピッチングではかなりブレーキを強めにしないとリールコントロールしづらい。ブレーキを強めに設定しないといけないのでキャスト後半にジグの飛びに伸びがない。

・IOS−01使用タックル
前回使用時とスプール回転はあまり変化していない。前記と同じようなピッチングで、ブレーキレベルを前記より弱めに設定してもリールコントロールしやすい、結果的にキャスト後半のジグの飛びに伸びがある。

〇 総評

キャスティングでもピッチングでもIOS−01のほうがルアーの飛距離もでており、オイル成分によりスプール回転とルアーの飛ぶスピードがうまく同調してリールコントロールしやすさを生み出している感じがあります。追い風で、単純にルアーの飛距離ということであればスプール回転重視系オイルの方に分があるかもしれませんが、いままでそういったスプール回転重視系オイルを色々使用してきた中で実際のフィールドではかなり扱いにくいことが多々ありました。IOS−01は、スプール回転重視系オイルのマイナス要素的な部分を埋め、実際にフィールドで使用してみるとその扱いやすさがプラス要素となり、実釣レベルでの良さがかなり際立って見えるオイルだと思います。
余談ですが、スピニングリールのメインシャフトとローターの摺動部に注油したとき明らかにオイル浸透に差が見えました。リールハンドルをやや速めに回した場合、スプール回転重視系オイルではオイルがやや飛散しますが、IOS−01では、飛散せずシャフトに絡みつくようにローター内部に浸透します。

(バス:浜本 将史)



 使ってみましたが、ピーキーな辛い回転ではなくて、柔らかくなめらかに伸びるキャストフィールです。注油直後の初速に関しては他社品の方が軽いという人もいますが、僕は他社のものより扱いやすいです。というか、かなりイイですよこれ!釣りを知ってる人が実釣主義でリリースした感が伝わってきます。ドライな感じでカリカリ回るリールって実戦では意外に使いにくいと僕は思います。

 先日はウィードのホールに1/8ozと3/16ozテキサスリグをフリッピンピッチで落としていく釣りをしたのですが1/8ozでも全くストレス無く繰り返しキャスト出来ました。雨も降ってましたが極端にキャストフィールが劣ることもありませんでした。

 国産より作りが粗いアブリールの方が違いが分かるかも知れません。かなりキャストフィールが変わりました。これまで使っていたチューニングオイルは乾いた感じのピーキーな回転でしたがIOSはウェットな滑らかさがあります。着水までにフッと優しく伸びてくれてズバリ扱いやすいです。

(バス:村中義明)



有りそうで無かったリールオイル”IOSオイル”。

 30年前、ベイトリールを始めて使ったのが1973年製ABU Ambassader 5001C。アルバイトで貯めた預金をはたいて買ったバイクを、ろくに乗らないうちに売り払ったお金で買った。それほど高価だった。それも左巻き。「全国でもそう使ってる人はいないよ。」釣具店主の一言で決めた。
 その後芦の湖畔に就職した私は、この5001Cでなんとかスピニングリールのように手軽にキャストできないかと、ラパラF9Bの軽さを課題に、分解しては展開図とにらめっこ、そしてキャスト練習が日課となった。
 ところが充分に使い慣れたころ、突然5001Cに変調が襲ってきた。当時発売されはじめた缶スプレーオイルが原因だった。溶剤でオイルを薄めるタイプだったのでたしかに最初は良く飛ぶ。しかし溶剤入りでは使えば使うほどオイルは薄まりさらに揮発していく。結果ベアリングやギアの磨耗は激しく、酷いものはパーミングカップの内側さえ腐蝕させてしまうものさえあった。
 軽量化による薄く軽い素材を追求する最新のベイトリールではさらに顕著に現れてしまうため、リールオイルとの格闘が始まり、やっと出会えたのが”IOSオイル”。

 非ニュートン系は、揮発せず使い込むほどに主軸やベアリング、ギアに充分に行き渡ってくれる。非接触系は金属同士の摩擦を軽減し、全体的な滑らかさと金属疲労を軽減。この手のオイルとしては高い粘度は、メカニカルブレーキを補い、結果リールの寿命をグ〜ンとアップし、思い切ってキャストできる本来のリール性能向上は、ストレスのない飛距離に結びつく。「回転の良い」が当たり前の最近のリールでは、いかに失速をなくし、持ち前の回転性能をフルに引き出せるかの方が問題なのだ。
 1ヶ月に1ヶ所1滴。1年に1度は簡単な分解掃除もお忘れなく。お蔭様で、5001Cも現役続行中。

(トラウト:池谷成就)



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