後藤 芳久

オフショア(GT、ジギング)、フレッシュウォーター(湖、サクラマス、渓流)と何でも挑戦し続けるマルチプレイヤー。そのチャレンジフィールドは国内に留まらず海外遠征にも及ぶ。
医薬品配送ドライバー。


《 Dインサイト53で盛夏の渓を攻略 》


 まだ梅雨明けもしていないと言うのに連日の30℃越えの猛暑。長期予報では去年ほどの猛暑にはならないと気象庁が発表していたがすでに外したか?東北の福島はいくらか涼しいことだろう。涼を求め、ついでにヤマメの顔も見てこよう。


 現地には朝一番に到着。気温は22℃ほどで今の時点では正に快適そのもの。川には幻想的な靄がかかり雰囲気は最高だ!ただ朝靄がかかるって日は良い天気になることが多い。晴れれば暑くなってくるのは間違いない。午前中いっぱいが勝負だな。

 最初は岩盤のポイントに入る。水温は17℃、水量は少なめでかなり澄んでいる。ここは去年ヤマメが稚アユを追ってボイルをしていたポイント。時期的に稚アユはすでに大きくなってヤマメの口に入る大きさではないだろうが期待の持てるポイントには違いない。

 岩盤エリアの3〜4箇所ポイントを攻めるが反応は無し。意外と難しい状況かな。それから10分ほどで1匹目がヒット!25センチほどの良いサイズ。アップに投げたルアーが流れを横切り向きを変えた瞬間にヒットしてきた。「来るならここだ」と言う所で出てくれるのは気持ちが良い。


朝靄の流れ

1匹目


 200メートルくらいの区間を時間掛けて丁寧に狙いヤマメを数匹キャッチし、上流から釣り下ってくるアングラーが確認できたので今攻めてきた流れをダウンストリームで折り返す。

 岩盤のスリットに着いているだろうヤマメをイメージしながら時にはハードに、時にはソフトにトゥイッチとジャークを繰り返し今日の答えを探していく。リールをガァーっと5回転くらい巻いた後のトゥイッチング攻撃で連続3匹キャッチし「今日はこのパターンか!?」と見切ったつもりがその後1時間はノーバイト。

 自分は自然相手に「パターン」なんてものは無いと思っているし、一瞬見えたつもりにして実は違うんだよと言うこの「釣り」がとても好きでたまらない。

いつものポイントを対岸から


3匹目

シングルフックで


5匹目

最大の27センチ


 次のポイントは堰堤下のポイントである程度の水量があれば期待の持てるポイントなのだが今日はダメだな。水量が少なすぎて魚が入っていないような感じ。1時間ほどやってみるも案の定、小さいのが1バイトしてきただけでパッとせずに次のポイントへ移動。

 ドピーカンの炎天下に放置された車内の温度計は50℃をかるく越えている!水温も20℃を越えてきているので上流部の水深のある場所に移動。
 大きな流れ込みからガンガン瀬、トロ場と続く良いポイントなのだが水量が多いと入って行けないポイントなので今日は良いに違いない。でも2バイトあっただけでノーキャッチ。


 やや上流のポイントに移動して瀬の中からガツンとヒット!釣れたのはイワナだった。水温20℃でイワナ、かわいそうで写真も取らずにすぐにリリース。

 さらに上流へと移動し、いつもは入らないアプローチの面倒なポイントに入る。道路から10メートル程度ほぼ垂直なハシゴ?をロッドを口にくわえて降りて行き、さらにそこから5メートルほどハシゴを降りる。そして股下までの緩い流れをゆっくりと遡上して行き、あと少しでポイントと言う所で水深が深くなり断念。

 爪先立ちのチョンチョン歩きで今歩いてきた流れを戻り対岸からのアプローチを試みる。上陸しようとした岩場に大嫌いな大きなヤマカガシが居てしばし睨み合い。水をかけて居なくなった事を十分に確認してから上陸、背丈以上の草を掻き分けてやっとポイントまで届く所に到着。とても良いポイントなのだが粘ってやっと2バイト1キャッチ。


ここでは2バイト1キャッチ

8匹目

 ここで遠くで雷がゴロゴロと鳴り出した。ここでザッと雨が降ってくれれば状況は好転しそうだが落雷の危険もあるので今日はここで撤収。


 今回は水温が高めと言うこともあって流れの速いポイントを重点的に攻めてみたがどうも芳しくなかった。ヤマメがヒットしてくるのはむしろ流れの緩いやや水深のあるポイント。喰いが浅いのかトレブルフック使用の方が圧倒的に掛かりが良かった。

 通常だと今頃の時期だとトレブルフックでもシングルフックでもどちらでもフッキング率は変わらなくなってくるのだが、頭や背中に掛かってくることも多くこれもトレブルフックにヒット率が高かった要因だろう。しっかりと喰わせる事が出来るのならばシングルフックでも十分に釣りになるのだろうが、「ゴツン」とか「ガツン」とバイトがあっても乗らない事が多くいつもよりもトレブルフックの付いたルアーを多用する1日だった。

 魚影はいつものこの時期に比べたらとても多いような気がする。今年の秋の大ヤマメシーズンは期待できるかもしれない。


● 使用タックル

ロッド TRE−64PEX
リール シマノ2500番
ライン PE0.6号+リーダーフロロ1.5号
ルアー Dインサイト53各カラー(フックはバーブレス)



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