吉川 康之

埼玉県川越市在住の平凡なサラリーマン。

エリアおよび湖のスプーニングによるトラウトフィッシングをこよなく愛する。



《 初冬の阿寒湖  〜 2009年 11月後半 北海道阿寒湖 〜 》


 本当は秋色がまだ残る時期にここを訪れたかったのですが、結局 小雪舞う季節の釣行となってしまいました。ですがそんな残念な思いもこの景色を前にすべてが吹き飛びました。

 空色を写し取った穏やかな湖面、白い雪を纏った周囲の山々、そして金色に輝く冬枯れた葦。これらの絶妙なコントラストが視線を釘付けにします。初夏とはまた趣の異なった阿寒がそこにはありました。


 朝一、桟橋より見渡す湖面からはまるで温泉のように湯気が立ち上ります。気温は−3℃。遠くから聞こえてくる白鳥たちの甲高い泣き声がこの寒さをより際立たせていました。


フィッシングランド前の歩道は凍りつき、歩く足元はおぼつきません

この日もヤイタイ方面へと向かいました


 この日 真っ先に向かった場所はヤイタイ近く。昨日一日歩き回った中で、唯一良い反応が得られたポイントでした。”はたして今日も釣れるのだろうか?” どうしてもこれだけは確認したかったのです。
 釣れるのは当たり前! まるでそうとでも言わんばかりに一投目から反応があります。”それなら昨日反応のなかったポイントは?” 片道2kmほどの湖岸線を北へ向けもう一度探り直しました。 昨日と同様、やはり反応がありません。

 魚の集まる場所とそうでない場所 これだけ明確に分かれる状況を経験するのもそうあることではありませんでした。どこもかしこもなぜ釣れないといった状況ならばいつも経験しているのですが。。。
 ”あの狭い一角にだけなぜ魚が集まるのか?” 湖面を見ただけでは大した違いがあるようには思えないだけに、この時は不思議でなりませんでした。


ヤイタイ周辺にて
(ピュア7g)

この狭い一角に、魚たちを引きつけるものは一体何なのか?
よく分かりません


 今回、私にしては珍しく天気に恵まれました。でもあまり天気が良いのにも困りもの、気がつくと周囲の景色にまた目を奪われています。魂の篭らないリトリーブは魚たちを引きつけることもなく、必然的にバイトの数も減ってゆきました。

 ですがこんな状況でも不思議と気分は満ち足りています。”釣果は二の次” とまでは言いませんが、それに近い思いがあるのは事実でした。


今回は天気に恵まれました

本来の目的を忘れて、つい見入ってしまいます


 お昼前、渡船を利用し東へ大きくポイントを移動しました。午前中と同様、ここでも例の場所と似たような景色を探して歩き回ります。
 “ここもだめ。。。”水温なのかそれともベイトなのか、一体何が彼らをそうさせているのかは分かりませんが、魚たちは明らかに何かを求めて “ある一角” に集中している。。。そんなことを感じさせる釣れ方でした。

 “ならば、あそこはどうだろう?”地図を片手に金銀に光り輝く魚たちを追い求めるそれはまさに ”宝探し” そのものでした。

 ”!!!”金色に輝くアメマスたちが姿を現します。そして春には出会うことの出来なかった レインボーとサクラマスたちも顔を出してくれました。”ここだ、やっと見つけた!”

湖底図を頼りに 魚たちの集まる “ある一角”
を求めて歩き続けました


 春に比べ少しだけ気難しさを増した魚たちに、ポイントを探し出す楽しさを教えてもらった今回の阿寒湖釣行でした。


ボトム周辺からは金色に輝くアメマスが
(ヘブン13g)

まさに阿寒の宝そのものです
(トラウティンサージャー8cm)


春には出会うことの出来なかったレインボーが
顔を出してくれました(ピュア7g)

初冬のサクラマス。こちらも暫らく振りでした
(ピュア7g)


● 使用タックル

ロッド TRBX−SS83SD (SMITH)
リール CERTATE 2500 (DAIWA)
ライン FIRELINE EXT 1.0号(16lb) LO-VIS GREEN (BERKLEY)
リーダー TROUT SHOCK LEADER フロロカーボン 8lb (MORRIS)
ルアー ピュア(PURE) 5g,7g,13g (SMITH)
ヘブン(HEAVEN) 13g,16g (SMITH)
トラウティンサージャー(TROUTIN SURGER) 6g,14g (SMITH)
バッハスペシャル・ジャパンバージョン(BUCH SPESIAL JAPAN VERSION) 18g (SMITH)
フック シュアーフック サクラマス 1G,2G (SMITH)
※ バーブは潰してあります



[ 戻る ]


(C) Copyright, 2010 SMITH LTD. All rights reserved.