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高木 歩
ショップでの勤務経験を生かした豊富な知識を併せ持つフライフィッシャー。
トラウトの魅力にとりつかれ栃木県に移住。現在は那珂川水系・鬼怒川水系を中心に活動中
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- 「2009年5・6・7月那珂川水系と鬼怒川本流」 -
本流ヤマメシーズンに突入した5月中期、4月から着目していた那珂川本流のポイントへ向かった。最盛期の頃は水量も豊富で、那珂川本流ヤマメは例年並みに好調に釣れていた。しかし田んぼへの取水が始り、今期の非常に少ない降雨により、例年では見られないほどの渇水が続いた。
そんな5月後期、降雨量はそれほどでもなかったが、待望の雨が降ったので、那珂川本流へ車を走らせた。そこは4月期はライズも盛んに見られ、小型ながらも充分に楽しんだポイントであったが、渇水後アタリが遠のいた・・・・。
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 最盛期を迎える那珂川水系
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ここはサクラマス(戻り)も充分に期待できるポイントである、#6ロッドでオリジナルウェットフライ「サルバトール那珂川」#4を流していった。
すごい魚影である、雨後でかなり活性が上がっているようである、しかしそのほとんどが「ウグイさん」だ。那珂川本流は「ウグイさん」もデカイので、フックサイズを落とすと次から次へと「ウグイさん」の猛攻に会い、大ヤマメどころでは無くなってしまう。
そのウグイのアタリをガンガン感じながらフライを20mほど流した頃、“グワン”という独特の感触がロッドに伝わってきた。一呼吸おき、?マークのままロッドを立て始めると、大ヤマメ独特の躍動が伝わってきた。鋭くアワセをすると、ヤマメ特有のカッコ悪いジャンプで、その姿を水面上に現した。デカイ!!40cmは確実である、駆け引きの始まりである。
ロッドは#6、リーダーは1Xだ、チョットやソットじゃ切られない。初めの逃走を見事な(?)ロッドワークで回避し、本格的な臨戦態勢に入った。ロッドには大ヤマメ独特の首ふりと、ローリングが伝わってきたがこれも回避!「獲れる!」と確信した。
ロッドのポテンシャルを十二分に生かし、リーリングを始めると、比較的楽に寄ってきた、そしてランディングネットに手を掛けた瞬間、大ヤマメが私に向って一気に突っ込んできた、慌てて高速でリーリングをしたが、時すでに遅し・・・、 大ヤマメの躍動は消え去ってしまった。
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 那珂川水系イブニングのヤマメ
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そんなお調子者の私をあざ笑うかのように、10数メートル下流で、おそらくさっきまで私と繋がっていた大ヤマメが、下手くそな跳躍を披露し、流れの中に消えていった。
その後3回流し直したがアタリは「ウグイさん」ばっかり、悔しいのでイブニングまで突入し、ようやく小型のヤマメをキャッチしたが、物凄い敗北感でその場を後にした。その後再び川は渇水が始り、しばらく那珂川は私に沈黙を繰り返した。
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あまりに何も釣れないので(ウグイはかなり釣った)、気晴らしに近所の塩原の箒川に数回釣行。
大好きな里川の流れは、何時もヤマメや岩魚がライズで迎えてくれ、シビアながらも私のフライを咥えてくれはするものの、一向に気持は晴れることなく、6月中期の大ヤマメのハイシーズンを迎えた。
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 塩原地区箒川
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 塩原箒川上流部のライズポイント
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 渇水気味だが、丁寧に流すと出ます
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 箒川塩原地区の私の好きなポイントの1つ
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 塩原ヤマメ
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 岩魚も釣れます
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 #14パラシュートをがっぽり
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 今季の鬼怒川の好実績ポイントの1つ
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しばらく通った那珂川本流は、サクラマス(戻り)前線が過熱し、餌師やルアーマンが連日人気ポイントに集中を始め、私はどうも釣場の喧騒が嫌いな為もあるが、渇水の間は、仲間内でも絶好調の鬼怒川本流大ヤマメに狙いを変更した。鬼怒川本流も人気ポイントに入ることもままならないが、人気(メジャー)ポイントを外せば、喧騒からは逃れられる。
今年の鬼怒川は、那珂川同様に例年以上の渇水だが、魚影は例年以上である。喧噪を避けたほうが好結果に繋がることも少なくなく、そしてこのシーズンは圧倒的にフライマンが有利なのである。
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6月後期、2年ぶりの鬼怒川本流イブニング。今シーズンすでに両型を何本もランディングしている釣友と合流し、近況を確認後それぞれポイントに散らばった・・・。
この日惨敗、大ヤマメのライズはあったものの、ヒットには繋がらず、今年の“スレッぷり”を痛感した。
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2回目は先日釣行時、釣友が40cmオーバーをランディングしたポイントへ入った。日が完全に山へ隠れたころ、薄明かりの中ライズが始まった!! デカイのが数匹いる、慎重にフライを流し始める。今日はリードフライに#6グレートセッジ、ドロッパーに#6ヒゲナガアダルトの定番である。
流し始めること数投でいきなりロッドが引き込まれた。アワセをすると水面で水しぶきを上げながらローリング、デカイッと思うや否やロッドに重みを感じなくなった・・・。
仕切り直しである。しかしその後まったくフライに反応が無い、ライズも単発で絞りにくくなってきた。仕方なくゆっくりと釣り下って行く。
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 イブニング待ちの鬼怒川本流
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30分ほどじっくりと流したが、あたりが一回あったのみ。ほとんど挫けた状態で、あと3回流したら帰ろうと思い、流し始めたフライが静かに吸い込まれた。「来た!デカイ!!」心の中で叫んだ、しかしその大物はさんざん走り回った挙句、姿を見せることなく、無情にも流れに消えていった。
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3回目のイブニング、この日は焦りが先に立ち、トラブル続きで心が完全に折れ、敗北感を全身にまとい帰路に就いた。
懲りずに4回目のイブニング。アタリ3回の内、1回ヒットしたがすぐにバラシ、その後数分間の大雨により、完全に気持ちが折れて終了・・・・。
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7月に突入した。大雨とは言えないが、川は増水した。完全に鬼怒川に打ちひしがれた私は、この雨で一気に遡上を始めたであろう、那珂川のサクラを狙いに行った。遡上したサクラは、増水の間は比較的釣りやすい傾向にあり、フライで狙うチャンスでもある。あまり知られていない、長靴でも釣りができる那珂川のとあるポイントへ向かった・・・。
結果はあまり大きくない(尺はあるはず)ヤマメがヒットするも、すぐにバラシ。もう一流しと思い振り返り、一歩踏み込んだ瞬間、視界が消えた。なんとテトラの穴に落下してしまった。怪我を負った釣人はすべてのやる気を失い、再び敗北感と激痛を纏い帰路に就いた。
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5回目の鬼怒川釣行は“七夕”のイブニングである。この日は時間も、フライも、そして怪我の癒えない釣り人もかなり余裕である。なんたってこれだけ釣れていないシーズンは、釣行回数のパーセンテージからいって、那須に越してきてからは一度もない状況である、正直なところほぼ開き直っていた。
途中釣友と合流し情報をもらうと、早朝にすでに36cmをランディングしている。しかし焦らない・・・。開き直ってかなり余裕の私は、ポイント選択に雨後という事もあり、ギャンブルに走る。そこは出れば確実にデカイ(40cmオーバー)ポイントである。
夕日が山に陰り、東の山から満月が覗きはじまた頃、目の前で「ゴボッ」という、大ヤマメのライズが始まった!! 結果は敗北続きで余裕(開き直った)の私は、落ち着いたアプローチで見事にそのライズの主をヒット、やや強引なファイトでランディングに成功、震える手で(この頃は既に余裕は無くなった)メジャーを当てると42cm、苦労が報われた瞬間だった。
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 鬼怒川本流ヤマメ42cm
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 見事な胸鰭
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ロッド
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マリエットエボリューションME-904-3、ME-905-3、プレジションPR-906、 ショップオリジナルロッド#6
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リール
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マリエットLT-2TR ラージアーバーM-2
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ライン
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DT5F DT6F
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リーダー
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12ft 6x(ドライ) 10ft 1xウェット)
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ティペット
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6x 7xドライ) 1x(ウェット)
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フライ
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#14アイアングレーパラシュート(塩原箒川)
#8グリズリーキング(ウェット)
#6グレートセッジ鬼怒川SP(ウェット)
#6ヒゲナガスケーティングアダルト
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