吉川 雄介

湘南方面・東京湾を中心に活動中のシーバスアングラー。
週間つりニュース APC としても活躍。

アツギ・ミュージアム特別企画 ショアでのシーバスフィッシングガイドを実施中
http://www.atsugi-museum.com/



《 横浜港沖堤・白灯  ショアジギングで狙うデイゲームのシーバス 》


 横浜港沖堤における今季クライマックスは、横浜沖の水温が19度台に安定していた11月1〜2週目に訪れている。場所は本線航路と隣接する赤灯と白灯とが爆釣の舞台で、灯台があるハカマの周囲や航路へと続くブレイク付近がポイントとなっていた。ヒットパターンはミノーとバイブレーション、ブレード系を使用した表層〜中層トレースで、陽が高くなるにつれてバイブレーションとブレード系でボトムを丹念に狙う釣りに。釣果は朝マズメの短時間で二桁という好調ぶりが約1週間ほど続き、いい人釣果では50〜70p級が朝の3時間で計40尾という日もあった。

 しかし、気温の低下や雨などの影響で横浜沖や港内の水温が一気に16〜17度台に下降し始めると、シーバスの群れは航路や沖の深場などのボトムに移動、そして定位するようになり、朝、夕マズメの時間帯であっても堤防周りに回遊してくる群れはほぼ期待出来ない状況となってしまった。例年でいえば11月3〜4週目位から越冬と産卵を意識して深場に落ち始める感じで、水温でいえば15〜16度台が一つの目安になっている。


 一方、深場に群れが固まりだせばジギング船の好機到来で、横浜山下橋出船の渡辺釣船店さんでは落ちの群れの第一陣を狙って、やはり横浜港内の本線航路のボトム付近が朝一における11月の好ポイントとなっていた。試しに11月3週目に乗船してみたところ、横浜沖に大移動する秒読み段階の群れが港内の航路ボトム付近にかなりの量で溜まっており、朝一はジグ60〜85gのフォ―ルや着底からの巻き上げに好反応。しかも、ポイントは赤灯や白灯のすぐ目の前。沖堤からルアーさえ届けば確実に攻略できる場所なので、これなら次回は堤防からジグを投げてみればイケるかも・・・?これが、ジグの効果を検証できた今回の釣行となった。


 さて、釣行日は11月4週目で、選んだ沖堤は渡る釣り人が少なかった白灯が舞台。第一便の渡船で6時5分に到着し、夜明け前の20分間を念のため堤防際から探りをいれる。結果はベイト不在でボイルも鳥山も無く、際のボトム付近で釣れた50p級はたまたま単発で着いていた居残りの個体といった感じ。

 ボトム狙い最強のブレード系、バイメタルスピン28gを一度着底させ、トレース中に巻く手を止めて再びボトムを取り直した直後の巻き始めに「ゴンッ」とバイトしてきた。しかし、この日はジグでの攻略が目的のため、粘らずすぐに灯台のハカマ部分に移動。10フィートのブローショット・ロングキャリーに40gのメタルフォーカスをセットし、航路の中央付近を目標にフルキャストする。

ポイントは白灯と赤灯との間の本線航路。水深は
14mで、100mほどの飛距離が必要でした。

 航路の最深部は14mで、狙っていた時間帯の潮流では着底まで16〜18秒。遠投したジグが手前に戻されないようにフリ―フォ―ル気味に着底させ、ボトムから約3m上までのレンジ内でジグがリフト&フォ―ル出来るように意識する。



ジグはメタルフォーカス40gを使用。フルレー
ザーが当たりカラ―。ボトム付近で素早く
派手に動かすリフト&フォ―ルで攻略。
 すると、開始10分で60pがヒットし、7時までにバイトが3回味わえたことから、まずはジグの効果を確信した。ちなみに、操作は小刻みに素早くシャクリ上げるジャカジャカ巻きで、ボトムからハンドル5〜6回転巻き上げたところでボトムを取り直す作業の繰り返し。

 キモは見切られないように着底と同時に巻き上げ、ボトムを取り直すフォ―ル中はテンションラインでバイトを待つ感じになる。左方向から吹く北寄りの風でPEが膨らみやすく、フォール中のバイトはなかなか感じ取れないが、たいていバイトはフォ―ルから巻き上げに移行した直後に訪れるパターンが多い。

 尚、フックのセッティングはフロントに段差タイプ2本針、リアにトレブル仕様で、リーダーとトレブルフックが絡む、通称「エビ」になりやすい場合はバーブレスやアウトバーブタイプを使用して対処している。


フックはフロントに段差針2本リアはトレブル*
リーダーとトレブルが絡む「エビ」が気になる
場合はバーブレスなどで対応できます。

リ―ダーとジグとの接続はローリングスイベル
(#5)を介してスプリットリングで接続してます。
スイベル部分のノットはダブルクリンチです。


 ところで、7時過ぎになると船舶の往来が激しくなり、一時中断しながらの釣りになる。そして、陽射しが強くなりだしたせいか、澄み潮のこの時期は晴天だと活性が低くなりやすい。その証拠に同宿のジギング船が7時過ぎに狙いに来たが、船中ヒットが見られないので8時過ぎに移動してしまった。しかし、船長のアナウンスによればボトムに反応があるが低活性でルアーへの追いが悪いらしい。

 このようなケースでは反射食いを誘う操作が必要で、シャクリで見せてフォ―ルで食わすという一連の動作を更に早くすると効果的な場合がある。したがって、ハンドル3〜4回転でボトムから巻き上げる距離を2m位とし、ラインにテンションをかけた状態でジグのフォールに合わせてロッドの向きを水面へと下げていく。すると、わずか2秒ほどのフォ―ル中に明確なググッ!重量感あるファイトを堪能しながら、体高がある73pが80m以上沖のボトムからヒットしてきた。

沖堤からのジギングで73pをゲット。
ジグはメタルフォーカス40gで、航路
のボトム付近で誘うリフト&
フォールが攻略パターンです。



当日はジグで73、60、53pをキャ
ッチ。バイトも多数あり、沖の深場や
航路のボトム狙いにはジグも有効です。
 続いて3尾目の53pは、その数分後に航路の中央付近でヒット。堤防から100m以上あるような距離なので、その後ヒットした小型の40p級2尾は残念ながら沖からのファイト中に口切れとなってバラシ。結果的にジグでは計3尾の釣果だったが、バラシやバイト数を合わせれば沖のボトム付近を探れるジグの効果はまずまずといったところである。

 尚、12月に入って本線航路のボトム付近に溜まっていた群れはだいぶ抜けてしまったが、再び乗船してみた12月3週目のジギング船では午前11時過ぎに60〜70pクラスの大型のみがボトム付近で素早く誘うリフト&フォールに連発している。時期的に数釣りは厳しくなってきたが、一発大物狙いで是非、ジグを試してみて頂きたい。


■ 渡船:渡辺釣船店 045(622)8381 大人¥2500 木曜定休
  店内にスミスルアー各種有り


● 使用タックル

ロッド ブローショット ロングキャリー100 BS−LC100
リール ステラ4000
ライン 山豊テグス PE1号(プロト)
リーダー 山豊テグス フロロ25LB(1m)
ノット FGノット
ヒットルアー メタルフォーカス40g(フルレーザー)
バイメタルスピン28g(レーザーグリーンイワシ)



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