猪原 亮

高知県在住。チーム・CATホッグチェイサーズ(海猫)、ショア馬鹿いけいけ2号団所属。

海でスズキ、イカ、青物、フカセ釣りを展開中。



《 2010年釣り始め 》


 2010年、新年明けて初釣りもヒラ狙いに行った。状況的にも、年が明けて青物の気配がなく、釣行時間的にも2時間の限定だった。かろうじて波気があったのでヒラが出るかなと。初釣りは景気よく魚を釣って、今年一年の原動力にしたいという思いもあるので、条件さえ揃えば結果が出てくれる可能性が高い。

 1月初旬、初釣り。もちろん仕事前の30分だけ。贅沢な話だ。
 HGの磯はまあまあの波が来ている。狙いのスポットをシャシャシャッ!と撃つ。意外と良いサラシが広がるが、なかなか出ない。

 最後の最後でサラナをサラシの巻き返しの中に留めると「ガン!」とバイト。鰓あらいした姿から60くらいか。

 この時期は産卵期に掛かってなかなか魚群の接岸が安定しないためか、数を出すのは難しい。産卵集合に入った群れが狙いのエリアに回遊してくれば数釣り・型共に期待できるが、海の条件がどんなに良くても魚が居なくて釣れない日々が多い。


いい波だけど・・・お魚居ません


 1月中旬、福井から飯田さんが来られた。今年もヒラスズキを求めてはるばる四国西果ての地へ。入高された日の夕方、あまり磯波は立っていなかったものの飯田さんはさっそく70ほどのヒラを釣り上げられていた。流石だ。翌日の予報は雪。海上も結構風が吹きそうだ。

 翌朝、釣り場の駐車場に着くと雪が舞い、烈風が吹いている。しかし風向きが北東によっていて意外と沿岸部はあまり波が立っていない。ほど良い波だ。

 スポットに着くと早速ここ一番の場所で飯田さんが連発する!ただヒラの数が多いせいか食いが浅く、すぐにバレる。3発掛けて3バラシ。僕も立ち位置を変えた所から撃たせてもらうと、一発出たがなんとアワセ切れ・・・情けないというか、信じられない。ヘタッピだなあ。
 そのあと飯田さんに得体の知れない大物がヒット・・・惜しくも根ズレしてしまったが、あの魚は何だったのだろう?その後はヤズの群れが入り、二人で2本ずつゲット。

 場所換え。すぐ隣の磯へ移る。そこでは飯田さんがワンバイト、自分が3バイトで一つ55クラスゲット。

 しかしあと二つは75オーバーはあったかも・・・しかもハンパない太さだった。あ〜あ・・・いやあ、とにかく二人でバラシまくりである(笑)


 また場所換え。今度は最初の磯の反対側にある磯に降りる。一見、ロッククライムしないと行けなそうな場所。このスポットは足場の磯と隣のハナレとの水道が一番の狙いだ。さっそく飯田さんにファーストスポットを撃ってもらい、自分はその磯のサードスポットに入る。

 いつもチェック程度で、普段投げても今まで一度も釣ったことがないサラシ。ハルカ・サヨリカラーをサラシの中にたらたら流す。2投目、3投目といまいちサラシに弾かれて、いいラインを泳がせられない。「まあ居たら出るはずやな。やっぱいつも居ないけん居らんのやろ。」と思い、4投目。今度はナイスタイミングでいい感じにサラシの中を泳がせられている。「この泳ぎやったらサラシ下のブイ字の溝の上辺りやろな〜」と思ったら、「バァーン!!」とヒラがもんどりうった!

 まあまあサイズだ!「す、すんませーん!飯田さん、こっちで出ちゃいました(汗)」「タモ入れは任せて!」と飯田さんに一発でタモ入れしてもらったのは、78のアフターヒラ。飯田さん、ありがとうございました!


 アフターだったから、体力的にもあまりサラシが激しくないところにいたのかな?一番のスポットでは飯田さんが50のヒラを釣られたが、サイズが出なかったのが残念だった。ここで僕はタイムアップとなったので、飯田さんとは夕方にまた合流することに。飯田さんは引き続きヒラ撃ちで磯に残られた。


 夕方、飯田さんは朝一のスポットをもう一度叩いてみるとのことだったので、自分は朝チェック出来なかった300m程離れた崖下のスポットへ。朝と違いだいぶ波も穏やかだ。ただこんな時は最近ハルカが強い。

 ワンド奥にあるスロープのちょっとしたサラシや、その横のスリット、ハナレとの水道、と連続するサラシを一通り撃つが反応なし。ただここは居付が居なくても30分間隔くらいで回遊してくるヒラが当たることもあるので、しばし休憩。遠くに見える飯田さんの竿もまだ曲がっていないようだった。朝の群れは去ってしまったのか?


 さあ時間だ。スロープまで逆向きにいっちらこっちらサラシを撃ちながら戻る。日暮れまでもう余り時間がない。波を待ち、薄いサラシが沖に伸びるのを待つ。波がスロープを駆け上り・・・引く。今だ!サラシの10m向こうにキャストし、早めにリトリーブして、サラシに入りスローにすると、棚の向こうから大口開けてヒラが水中を反転した!ミスったか?!

 「ウオ!居るじゃん!!」すぐにラインフリーにして、サラシの中をフラフラ・・フラフラ・・・「ボゴーン!」と一回り大きなヒラがハルカ・トウゴロカラーにジャンピング・バイト!!(ハルカっち強いな〜(笑)オメー最高だ)

 「おお!!ナイスサイズ!」。海底に向かって走る!ちょっと大きめかもしれない。針のサイズが小さいので伸びないように、ちょっと慎重にファイト。

 僕はハルカのフックシステムは、対ヒラ用にフロントとリアはST56の6番、センターをST56の4番にしている。フロントはあまり針を大きくするとボディを抱いてしまうし、リアをでかくすると動きが妨げられる。ただ、センターはそれらにあまり関係ないので、少しでも魚の口に残るようにちょっと大きめ。

 あげてくると、まあまあサイズのようだ!波に合わせてスロープにズリあげる。81cmの5.4kg。若干アフター気味だがナイスなヒラだ。



 最初食ってきた奴は違う奴だったな・・・まだ居るかも。少しハルカを投げるが反応なし。そこで飯田さんから分けていただいたルアーを使ってみる。
 飯田さんに教えてもらったように、「私は波に揉まれて弱ったベイトです〜・・あんま上手く泳げませーん・・食べてみる?」的にサラシの中を泳がせると、「バーーン!」ともんどりうった!おいよ、一発やんけ!!いいルアーだ(汗)!飯田さんありがとうございます!

 今度は70強のまあまあサイズ。サイズ的にもさっきの奴かもしれない(笑)。こいつは白子を出していたので、今回接岸した群れはミッド・アフタースポーンが入り混じった群れだったようだ。


 崖を上り、飯田さんと合流した。「猪原さん、どうでしたか?」「ラストで2本出ました。飯田さんはどうでした?」「こっちはダメでしたね〜。」・・・ウムムム、残念。いやまだちょっと時間がある!「飯田さん、もう1ヵ所行きましょう!」
 何とか飯田さんにもう一つ釣ってもらいたい。時間は無い!飛ぶが如く・・歩く!磯に付いたがサラシが薄い。ただ夕暮れが重なり出てくれるかもしれない。最後のチャンスに掛けて飯田さんにキャストしてもらう・・・が、ヒラは微笑んでくれなかった。

 今回はるばる福井から高知へ来てくださった飯田さん、今回はお世話になってばかりで、本当にありがとうございました。今回はちょっと残念でしたが、また是非いらしてください。・・・自分はガイドとしてはまだまだ役不足だった・・かな(苦)!?


● 使用タックル

ロッド ブローショット・ロッキーシーバス11f
リール ツインパワー6000HG
ライン シールズワン12lb+シーガー8号
ルアー サラナ、ハルカ、各種プラグ



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