吉川 雄介

湘南方面・東京湾を中心に活動中のシーバスアングラー。
週間つりニュース APC としても活躍。

アツギ・ミュージアム特別企画 ショアでのシーバスフィッシングガイドを実施中
http://www.atsugi-museum.com/



《 ジギングで狙う東京湾のシーバス乗合船 》


 ジギングで狙う東京湾のシーバス乗合船が1月中旬頃から爆釣状態。釣れるサイズは40〜50cm級の小型がメインだが、一人平均20〜30尾、船中全体で400尾近い釣果となって連日ヒートアップしている。

 そこで今回は新人レポーターの青野美歩さんにソルトルアーの楽しさを満喫してもらおうと、クロスフィッシング2のTVロケで釣行。悪天候にもかかわらず、そこには期待通り爆釣の舞台が用意されていた。


 1月30日、後中潮2日目、当日は横浜山下橋の渡辺釣船店さんの午前シーバス乗合船を利用し、横浜〜川崎〜羽田沖のバース周りを狙った。天候は雨で、午後から本降りとなって海況も荒れ気味になるという予報。貸し切りを期待したが、その読みは外れて計13名が船に乗り込んだ。

 7時20分、航程20分ほどで最初に到着した場所は横浜沖のバース周り。水深は25mで、底から5m上までシーバスの反応があるという田中船長のアナウンス。番組レギュラーの谷中さんはベイトリールの操作と釣り方を美歩さんに解説し、2人の横で私はヒットシーンを連発させる予定でいた。

 使用したジグはメタルフォーカスの60gで、重さ的にはこの60gが基本となる。最近の傾向としては朝一番はグロー系のピンクが当たりカラーのようだが、我々3人はホロ系のレーザーピンクをチョイスした。フックのセッティングはテールにトレブル、フロントにアシストフック1本で、全体的にこのパターンを使用するアングラーが多い。

 メインラインはPE1号で、その先にFGノットやSFノット、電車結びを介してフロロリーダー25lb前後を1〜2m接続するスタイルが主流となっている。ジグとの接続はクロスロックスナップ付きのベアリングスイベル#2、#3の他、専用のジグスピンをスプリットリングで連結させるパターンになる。

ジギングで多用されているフックのセット例。

 尚、ジグのテールにトレブルフックをセットした場合は、ラインとフックが絡む、通称「エビ」になりやすいため、トレブルはアウトバーブタイプのものを使用されるといい。サイズ的には60gのジグで#2、#1がベストになる。セットする際はバレ防止で、スプリットリングを1つ追加する方法もある。

※ 当日は我々3人とも写真上のパターンを選択。トレブルフックはアウトバーブタイプを使用すると、ラインとフックが絡みにくくなります。


 ちなみに釣り方は巻き上げ&フォールで、バイトはフォール時に8割以上の確率で訪れる。イメージは巻き上げでジグに興味を持たせ、次のフォールが食わせの間となる。コツは指示ダナ内でいかに的確にこの操作を行えるかで、釣果を伸ばす上級者はロッドアクションを加えつつもとにかくクラッチを切る・入れるといった動作が他の人より多い。

 また、シーバスの活性状態に合わせて巻き上げ時のスピードやフォールで落とし込む秒数などを常に探るようにしている。テクニック面においてはロッドのシャクリとリールのハンドル回転リズムの慣れも必要なため、まずはボトムを取って指示ダナを把握できるよう心掛けたい。


 さて、開始早々は満潮の潮止まりの時間帯と重なったため、群れが居るのに食わない状況が続いて、釣果は船中2尾のみ。移動を繰り返しながら魚影の濃いエリアで再びジグを投入するが、釣果は8時までポツポツといった感じだった。

 しかし、大きく移動した川崎沖では下げ潮の流れが効き出し、一気にシーバスは高活性モード。ジグ投入後のフォーリング時にもコツッとショートバイトが訪れ、ボトムから5m上までのレンジ内で行う巻き上げ&フォールに高確率でグイッ。

 美歩さんもボトム付近で訪れるフォール時のバイトを感じ取れるようになり、次第に45cm前後が次々ヒット。カメラはジグ投入からヒットまでの一連の動作を一部始終撮らえており、気付けばロッドで抜き上げられる状態まで進歩。3人同時のヒットシーンが何回もあり、なんとロケは9時半で終了できてしまうほどの爆釣だった。

 特に印象的だったのは美歩さんの連続ヒットで私の解説が全く進行できなかったこと。撮り直してもすぐにヒットさせてしまうため、そのたびに解説は中断していた。釣果は船中200尾以上の大爆釣。美歩さんも最大55cmを含む10尾をキャッチし、10尾近くを抜き上げ時の落下でバラシていた。谷中さんももちろん絶好調で、45cm前後を20尾近くキャッチしていた。


ジギング初挑戦の美歩ちゃん。当日最大は写真の
55cmで、もちろんシーバスも人生で初ヒット!!

谷中さんの指導で美歩ちゃんも次々ヒット。
フォール時のショートバイトを感じ取れるようになり、
ランディングは全て一人でごぼう抜き。
この釣りに完璧にハマったようです。

 ちなみに渡辺釣船店さんでは実釣中は原則としてリリース禁止としている。とりあえずは用意された桶に生かした状態でキープし、移動の際に必要でない方はリリースするようにしている。


渡辺釣船店さんでは実釣中、原則としてリリース禁止
としています。理由は乗合船のため、スレる時間が
早くなってしまうから。

ベイトは10〜12cmのカタクチイワシで、釣り上げた
シーバスの口の中にはイワシがいっぱい。
半消化されたものや、捕食したばかりのイワシも。
しかしヒットレンジはほとんどボトム付近でした。

※ 私や美歩ちゃんは計30尾近くキープして持ち帰りました。足元には桶が用意されていて、生かした状態でキープ、そして移動の際にリリースしてあげます。



雨の中、ロケは大成功!!サイズ的には40〜50
cm級ばかりですが、久々に爆釣モード突入でした。
 10時、新たな群れを狙って移動した場所は風の塔周辺の水深22〜25mライン。水質は適度に濁り、鳥山ができるほど大量のカタクチイワシが存在していた。指示ダナはボトムから18m上までで「どうぞ」の合図とともにジグを投入すると、着底寸前のフォールでググッとバイト。船中全体で次々と45cm前後が抜き上げられ、美歩さんにも2投で1回の割合でバイトラッシュ。

 不思議と巻き上げではダメだったが、3mほど巻き上げた直後の2〜3秒フォール、といった繰り返しに好反応を示し、終了の11時までに美歩さんは6尾(バラシ5尾以上)追釣。私と谷中さんも2人で計20尾近くキャッチし、なんとカメラマンさんまでが63と50cmをヒット。下げの効いた潮流が速くてジグの操作が非常に難しかったが、ここでは船中100尾以上の釣果となった。

 結果は初挑戦の美歩さんが30ヒットの計16尾で、船中全体は約370尾。最大は65cmでトップは常連さんの70尾だった。


雨で悪天候にもかかわらず、美歩ちゃんは計
16尾をキャッチ。バラシを入れると30尾はヒット
させていたようです。写真は50cm。

左手の魚はカメラマン兼ディレクターの中野さんが
ヒットさせた63cm。右手は美歩ちゃん最大の55cm。


 今後は大型の釣果が期待できるようになるとともに、3月にかけてがトップシーズンになる。渡辺釣船店さんでは、午前船(7時出船)、午後船(12時半出船)と好みで出船時間を選べるので、この機会にぜひジギングに挑戦してみていただきたい。
 尚、防寒対策は万全に、そして足元はニーブーツが濡れずにお勧めである。


■ 船宿

  横浜山下橋 渡辺釣船店

  午前シーバス船・午後シーバス船有り
  料金 : 大人¥7800 女性・子供割引
  駐車料金 : ¥500
  電話 : 045(622)8381


● 使用タックル

ロッド オフショアースティック AMJ-SF63UL
リール ダイワ TEAM DAIWA ZILLION PE
ライン 山豊テグス SWスーパーPE1号
リーダー 山豊テグス フロロショックリーダー 25lb(1.5m)
スナップ スミス クロスロックベアリングスイベル#3
ノット FGノット
ヒットルアー メタルフォーカス60g(レーザーピンク、パープル、ブルーイワシ、ブルーピンクなど)
フロント アシストフック : シャウト ライトシステムアシスト29-LS(3cm)#2/0
リア トレブルフック : がまかつ トレブル160(アウトバーブタイプ)#1



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