後藤 芳久

オフショア(GT、ジギング)、フレッシュウォーター(湖、サクラマス、渓流)と何でも挑戦し続けるマルチプレイヤー。そのチャレンジフィールドは国内に留まらず海外遠征にも及ぶ。
医薬品配送ドライバー。


《 シーカヤックフィッシング12(ワラサ爆!のはずが・・・) 》


 9月に入ってからというものの週末は台風の影響でウネリが強かったり強風だったりとなかなかシーカヤックを出せる機会が無かった。シルバーウィーク中は太平洋側の台風のウネリを嫌って日本海は山形県鶴岡から出船。食べごろのマダイとチャリコ数匹を釣ってやや消化不良で撤収中に、一緒に出た友人にメールが届く。同じ日に西伊豆から出たシーカヤック仲間から65センチのワラサが釣れた情報だ。
 そう言えばそろそろ遊漁船で爆釣する時期だな。日本海側でワラサ、あわよくばブリを釣る予定だったがいつもの西伊豆でワラサが釣れていたか・・・


 木、金と大型連休明けの激務をこなし、週末は娘の保育所の運動会で釣りには行けない予定だった。が、娘が手足口病にかかり運動会は欠席!自動的にお父さんは釣りに行くことが決定!

 いつもの西伊豆から今回は4人で出船。皆、メインは青物狙いで押えにインチクタイラバと言うタックル。早朝は半袖だとブルブル震えてしまいそうな気温だが天気予報の予想最高気温は27℃、真夏と同じ装いで出る事にする。

出艇!

 最初に向かうのは水深17メートルにある小さな根、3人で狙ってみるが1人にバイトがあったのみで異常なし!ここから風と波の様子を見ながら少しずつ沖に出て行くのがいつものパターン。海は予報どおりにベタ凪で、鳥山やベイトが青物に追われて水面が慌しいなんて気配も全く無い平和な海そのもの。
 しかし、沖で操業中の遊漁船では「ハイ、ダブルヒット〜」とか「おおおっ!デカイかもよ!」と言う派手なマイクパフォーマンスが聞こえてくる。魚の正体まではわからないが多分ワラサであろう。いつ浅場に回ってくるかはわからないので過去にシーカヤックからワラサの実績がある水深20メートルのゴロタ、岩礁帯で根魚やマダイを狙いながらの回遊待ち作戦に変更。


 最初に狙ったポイント、移動中、このゴロタポイントも魚探の反応は全くと言って良いほど反応無し!特にイワシが居ない。厳しい一日になりそうな予感。

 潮は北から南へとゆっくりと流れていて風は無風、水色は澄んだコバルトブルーで水深10メートルくらいまでは底が見えるくらいに良い。この水色はルアーで青物狙うには良くはないだろう。タイラバ、インチクで狙うもバイトは少なく、たまにヒットするとエソでがっかり。


 ここでまた狙いをブレイクラインに居るハタに変更する。この西伊豆では何度も「得体の知れない魚」にやられちゃっているのだが、自分が思うにはそのほとんどがハタ類によるものだと思っている。特に軟らかいタイラバロッドにヒットするのだから当然一発でやられてしまう。しかしシーカヤックの釣りにおいてタイラバの存在は否定出来ない。では根魚用にもう1セット積むのか、それが出来ないのがシーカヤックであり1タックルでいろいろと出来る存在のロッドが必要になってくる。

 最近使い始めたロッドのAMJ−SF510は本来大型タチウオ用のロッドだがジグ、インチク、タイラバとなんでも使える上に高ドラグも掛けられる。軽くて長さも短め(シーカヤックの釣りではこれは重要)、ソフトなティップはタイラバには最適だし、小さな魚でも良く曲がってバラシを軽減してくれて、シャキっとしたバッドは大物の引きをがっちりと受け止める。

 今現在シーカヤック用のロッドは存在していない(と思う)のでこれからシーカヤックを始めたいと思っている方にはお勧めの1本です。


 水深27メートル、ブレイクラインの下側でボトムから5メートルくらいしゃくり上げた所でインチクにフワッとしたバイトの直後にドスン!!とヒット。ギュギュギュっとドラグを鋭く出して行くが数秒でバラシてしまう。そのすぐ後にも同じようなバイトでバラシ。

 ドラグノブを半回転増し締めしてインチクからタイラバに変更、同じブレイクライン沿いを狙い3度目のヒット!ガツガツッとロッドを叩くようなファイトにひるまずしっかりと合わせをくれて一気にリールを巻く。魚が頭を振るたびにグワングワンとロッドが絞り込まれるが少しずつ浮いてくるので勝った!と思いながらもドキドキのファイト。良い型の魚がヒットした事に気づいて近づいてくる横瀬くんに「巨大なエソが掛かった!」とウソぶいては見るものの、海中から円を描いて浮いてくる太い魚体はエソじゃないだろう。シマシマあるし。

 ポコンと浮いたのは3キロオーバーのホウキハタ。人生初ヒット!最初にバラシた奴はもっとデカかった気がするが、まぁ仕方ないか。


やったー

ホウキハタ


 その後このポイントは横瀬君に譲って(彼はこの後1時間くらいここに居た)、深場のアヤメカサゴ狙いに移動。潮もあまり動かないし風もないので流されながらしか釣りの出来ないシーカヤックで根周り狙うには良い条件なのだがバイトは無し。

 浅場から戻ってきたやすさんに状況を聞くと水深15メートルほどでアカハタがヒットしたそうだ。夏場に西伊豆では浅場でアカハタが好調のようだが自分は釣った事が無かった。小笠原や海外では良く釣れる魚だがあまり喜ばれずに、黒や茶色いハタの方が貴重な存在だ。



べら?
 水深30メートルでベラの様な魚をヒット。たぶん人生初ヒットであまり見たことのないベラだ。同じポイントで小さいアカハタを追加。これも近海では初ヒットでシーカヤックでも当然初ヒット。浅いポイントの方がバイトは多いようだがどの魚も小さくてショートバイトでなかなかヒットしない。どうしようか悩んだあげくに沖の60メートルまで移動も反応もさほど無くて、な〜んにも当たらず。

 再度水深25メートルまで戻ってコツコツとバイトの後にテンスをヒット。最初イラかと思ったがたぶんテンスだな。これも人生初ヒット。


アカハタ

テンス


 南風が4〜5メートルほど吹いて来てちょっとはシーカヤックが良く流れるようになってきたが相変わらずバイトは遠い。う〜ん、今日はダメだな。また次回にかけよう。

 イワシが入ってくれば状況は一機に回復しそうな感じだけに、これからに期待出来そうである。


● 使用タックル

インチク・タイラバタックル

ロッド AMJ−SF510
リール オシアジガー1500P
ライン PE1.5号+リーダーフロロ8号
ルアー インチク60グラム、タイラバ60グラム

キャスティングタックル(ほとんど出番なし)

ロッド KGS−510L
リール ステラSW5000H
ライン PE2号+リーダーナイロン40ポンド
ルアー 11センチペンシル



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