藤井 康雅

シーバス、ロックフィッシュ、ジギング、イカなど四国全域で様々なソルトウォーターゲームを展開。



《 楽ちんヒラスズキ 》


ゆっくりと

 最近の天気はおかしい。妙に暖かかったり、急に冷え込んでみたり。おまけに花粉のせいで鼻の調子も最悪!天気が快晴だと鼻がむずがゆくて堪らない!雨の日なら花粉も飛散しないし鼻をムズムズさせながら注意力散漫の釣りをしなくてもすむ。
 今日は日曜日、朝はゆっくりと起きだして仮面ライダーを観て朝ごはん、天気予報を見ると午後からは雨の予報で波高2Mとの事。睡眠は十分、鼻水も垂らすことなく気合を入れてロッドが振れる。


あれれ…

 海はベタ凪、そよ風が吹く程度、サラシなんて…無い…。雨だけはしっかり降っている。「来ないほうが良かったかも…」

 30分ほど海の様子を伺うも荒れてくる気配はない。来ちゃったものは仕方ない、運動がてら浜をキャストしながら歩いてみることにする。波打ち際にはささやかなササ濁りが出ているからヒラセイゴぐらいなら出会えるかも。レインウエアに身を包みサーフェッサー98をセット、戦闘意欲は20%に下がったためベストのポケットにはカクーンシーバスとサラナ95Fを1本ずつを入れていざ浜へ。



ベストセレクション

 手持ちのルアーは2本、とは言ってもやる気が全くない訳じゃない。考えて選び抜いた2本なんです、実は。トップで様子を見ながらバッチリ喰わせに持ち込めるカク―ンシーバス。波気はなくても小さなシルエットでヒット率の高いサラナ95F、ササ濁りでのアピールを期待して赤金メッキで最終バイトは僕のもの、という計算し尽くされた?2人の相棒を携え釣り開始。

 浜で釣るなら水面下30センチで上か下かを考えるだけで余分なアイテムは持たないほうが迷いを生じなくていい結果がでることが多いからこのスタイルが多い。ルアーをロストしたらどうするって?ゲームオーバーでやめて帰ればいいんです。その日は運がなかったって事で。


まずはトップでしょ

 往路はカクーンで水面を探りながら歩いてゆく。波打ち際までネチネチ、クネクネ泳がせてくるがこれといった反応はない。「やっぱ、波なさ過ぎだよね〜。」行き詰まりまで来てしまった。復路はサラナ95F赤金にチェンジ、ハイテンポに探りながら戻ってゆく。
 半分戻ったあたりで濁りが沖へ伸びているエリアが発生している。ごく狭いゾーンだがヒットするとしたらここしかない。一縷の望みを託し、サラナ95Fを濁りが伸びきった先、30M沖へライナーで撃ち込む。

 10Mほどリトリーブしたところで「ガチッ、ゴンッ」とヒット!アワセを入れると「ギュンッ」と沖へ向け底を這うようにダッシュする。ジャンプがないので一瞬「ヒラメ?」と期待するが右に左に方向転換しようとするので、ぺたんこの魚じゃないと判断、でも跳ばない、スズキにしては少しスピードが速い、でも青物のように加速はしない、??? 頭か背中、とにかく変なところに掛かって暴れるヒラのようだ。
 ゆっくり、じっくり寄せてくると、案の定、頭の付け根にフッキングしている。まるでオトリ鮎だ、跳ぶ訳ないよね、これじゃ。寄せ波に合わせ浜にズリ上げたところでポロッとフックが外れた。50センチちょい、いいプロポーションをしている、凪の中で出た1匹だから何ともありがたく思える。



現金なもので

 活性の高いヒラが複数いる感じだ。(大型はいそうにないけど…)俄然ボルテージが上がる。今度は濁りをクロスするように斜めにリトリーブコースをとる。藻場の際へキャストし濁りのゾーンにさしかかったところで鈍い銀色というか薄金色というか、綺麗にギラリと反転しながらバイト 「ヒット!」「連発じゃぁ〜!」雄叫びをあげるとヒラ君も応えるがごとくジャンプ!今度はバッチリ顎を捉えてる。

 藻の中へ潜り込まれないようわざとロッドを立ててエラ洗いさせながら寄せて来る。波のタイミングを見計らいエイッとズリ上げると、これまたポロリ、間一髪だった。これも同サイズ、55センチ位、更にナイスなバディだ。

 残りの道のりを見ると濁りも波もない、雨も更に強くなってきたので晩飯に間に合うよう終了とした。

 少々セコい手かもしれないが95ミリというダウンサイジングもありかな、と再認識させられた。本当は荒れた海で、でかいルアーでガツンとデカいのを1発仕留めたいんだけどなぁ。


● 使用タックル

ロッド ブローショットボロン BSB−98SF
リール シマノ 3000番
ライン ナイロン 12ポンド
リーダー フロロ  30ポンド
ルアー サラナ95F 赤金、カクーンシーバス イワシレッドベリー



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