吉川 雄介

湘南方面・東京湾を中心に活動中のシーバスアングラー。
週間つりニュース APC としても活躍。

アツギ・ミュージアム特別企画 ショアでのシーバスフィッシングガイドを実施中
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《 横浜港・沖堤 赤灯で狙うデイゲームのシーバス 》


 夏場のデイゲームといえば、やはり水深がある沖堤が狙い目だろう。横浜港の各沖堤では6月より釣果が上向いてきており、まさに7月のトップシーズンを迎えようとしている。ここでは、コンスタントに釣果が出ている赤灯での実釣模様を報告したい。


 6月9日(後中潮3日目)、この日の実釣タイムは約4時間で、午前8時頃に迎える満潮の前後2時間を大黒埠頭側の航路が狙える堤防先端部から狙うというもの。釣り座は冠水した下の段で、ウェーダースタイルで午前6時過ぎにスタートとなった。
 状況はデイゲームには最適な曇りで、小雨が時々パラつくといった模様。水面もザワついて波っ気があり、航路の潮流も上げ潮が効いてベイブリッジ方向へと流れており、釣れるのも時間の問題だろうという雰囲気であった。

 ただし、カタクチイワシなどの上物ベイトが不在なのは気になるところ。外海側に位置する第一新堤やD堤などはカタクチイワシが定着しているが、港内の中央部に位置する赤灯や白灯は時期的にまだベイトの寄り具合にムラがある。よって、シーバスの群れの回遊があったとしても、一時的に足を止める時間帯、すなわち時合いは短くなることを覚悟したい。

 また、6月の横浜港は全域で超がつくほど赤茶色に激濁りしており、とても釣れる雰囲気には思えない。しかし、この赤潮の濁りの方はさほど問題はなく、むしろこの濁りがシェードの役目をしてくれるため、意外(?)と日中でも警戒心が薄れて高活性となっていることが多い。


 さて、この赤灯では大黒埠頭側の航路(水深10〜12m)が高活性で、ドピーカンの日中であればボトム付近で、そして曇りや小雨模様であればボトム〜中層にかけてのレンジでバイトは必ず訪れる。

 他にはベイブリッジの橋脚の台座付近も狙い目で、こちらは潮流が外海側から港内側へと流れる上げ潮時に、その台座の角のボトム付近に着いていることが多い。また、外海側に面した堤防の際も狙い目で、朝一番なら回遊してきたシーバスが一時的に身を寄せている確率が高い。ただし、陽射しが直接当たる上に、水深が6m前後しかないので、時合いが短く着き場も一つ先のブレイクやボトム付近に移行しやすいことを頭に入れておきたい。

赤灯の堤防先端部の様子

※ 実績が高い好ポイントは大黒埠頭側の航路で、水深10〜12mのボトム〜中層付近でヒットしてくる。ただし、朝一番なら外側に面した堤防高台の際も狙い目。人気の釣り座は堤防の先端部だが、入れる人数は2名が限度。


 

堤防先端部から赤灯台を見た様子

※ 赤灯の堤防先端部は大黒埠頭側の航路でヒットすることがほとんど。しかし上げ潮時などはベイブリッジの橋脚の台座の角(ボトム〜中層付近)でもヒットする。堤防先端部の下の段は満潮時に水没するのでウェーダーが必要。タイドグラフで潮位140cm以上はウェーダースタイルがお勧め。

※ 好ポイントは大黒埠頭側の航路だが、それ以外にも赤灯台の周辺、すなわち堤防の外側や内側なども狙い目。


 到着早々は堤防の高台から岸壁際をバイメタルスピン15gで数投ほど探ってみたが、バイトがないのですぐに見切りをつけた。その後、予定通り下の段から同ルアーを台座際へと着水させ、堤防との間の区間をチェック。ボトムから表層へ巻き上げてくる軌道で扇状に探ったが、潜んでいないと判断して20分ほどで見切りをつけた。

 こうなると狙いは完全に航路の中層〜ボトム付近で、ルアーは太くて速い潮流を考慮して同ルアーの28gにチェンジ。ボディーカラーは白、ゴールド、シルバー系の3種類で、ブレードは濁りの中では比較的ゴールド系が強いと感じている。

 当日も航路に向けてキャストし、一度ボトムをとってからスローに巻き上げてくる操作を繰り返す。ちなみに着底までのカウント数は18〜22で、私の場合はカーブフォールよりもフリーフォールを多用している。当然、後者の操作ではフォーリング時のバイトがとりずらくなるが、着底場所が航路のボトムよりやや手前になってしまうのを避けるため、というのが理由である。そして、巻くスピードは1秒でハンドル1回転のスローがベストで、巻き上げてくる途中でワンポーズのフォーリングアクションなどを加えてバイトを誘発している。


 当日はこの操作の他にロッドを上げ下げしながらボトムトレースも行ってみたが、潮止まりを過ぎてもバイトは訪れなかった。しかしながら過去の経験からも、ノーバイトの理由はトレースレンジやアクション、スピード、ルアーなどの違いではなく、ただ単純に狙うエリアに群れの回遊が無かったから、といったケースが多い。

 その証拠に8時半を過ぎて下げ潮が効きだすと、沖側から航路に向けて伸びる潮目の中層でバイトのラッシュ。時合いは約40分ほど続き、35〜54cmを計8尾(内2尾は抜き上げ時に落下)ヒットさせることができた。どうやらこの日は曇りでシーバスの泳層が浮き気味だったらしく、毎投ごとにボトムに着底させなくてもカウント10秒からの中層トレースでバイトを味わっている。又、全ての魚がブレードにバイトしてきているため、やはりアシストフックは必要不可欠。


バイメタルスピン28gのレッドヘッドにヒットした45cm。

40cm級はネットを使用しないで全てゴボウ抜き。


サイズは40cm級ですが、釣れる魚はコン
ディションが良く、力強いファイトが楽しめます。

この魚は完全にブレードにバイト!!
小型の40cm級ですが、見事な体高です。


当日最大は54cm。

この日はクロダイも絶好調!!

※ 横浜港・沖堤では40〜50cm級が夏場のアベレージ。しかし、イワシを沢山捕食しているので、十分ファイトを堪能することは出来る。

※ 外側の堤防際をカラス貝で狙うクロダイ釣り師に42cmと40cm。ちょうど下げ潮が効き始め、シーバスの回遊があったころに、なんと10分間で2尾。バイト(アタリ)もかなりあるらしく、堤防際にはある程度の数が着いているとのことだった。


 結局、当日はベイト不在が原因でシーバスの回遊も小規模な群れが一時的に回ってきたような状況だったが、今後7月になればカタクチイワシも港内側へと接岸し、安定した釣果が望めるようになる。また、その頃には港の最奥部に位置する旧赤灯や旧白灯も狙い目で、特に夏場は雨後や台風の通過前後などに食いが良くなる傾向がある。

 昨年は7月中旬の旧赤灯にて計42尾(AM6:00〜AM10:00までの4時間)の大爆釣を味わっているが、まさにそれがシケ後の荒食いになった日でもある。サイズ的には上級者にはストレスが溜まる釣果(45cm前後)となってしまうが、逆にヒットパターンやルアーを試せるチャンスでもある。

 ブレード系が最強で、他にはバイブレーション、メタルジグ、ワームのジグヘッドなどが日中の定番ルアーだが、意外と15g前後のスプーンや10g前後のスピナーなどにも好反応を示すので、釣行された際はぜひ試してみていただきたい。


■ 渡船利用

  横浜山下橋 渡辺釣船店

  渡船料金 : ¥2000
  駐車料金 : ¥500
  電話 : 045(622)8381


● 使用タックル

ロッド ブローショットエクストリーム BEX-88DW Dart winder 88
リール シマノ 07ステラC3000
ライン 山豊テグス SWスーパーPE16LB(1.2号)
リーダー 山豊テグス スーパーショックリーダー ナイロン 20lb(70cm)
スナップ スミス クロスロックスナップ#1
ノット SFノット
ヒットルアー バイメタルスピン28g(パールマーブル、ゴールド、レッドヘッド)



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