猪原 亮

高知県在住。チーム・CATホッグチェイサーズ(海猫)、ショア馬鹿いけいけ2号団所属。

海でスズキ、イカ、青物、フカセ釣りを展開中。



《 高知・初冬のトロピカルチックゲーム 》


 11月。冬将軍が日本全国を駆け巡って、一気に冬の雰囲気が醸し出されてきました。高知でも最低気温は0度になる日も・・・サブッ!!
 初めて高知にきたとき、ヤシの木を背景に雪の降りしきる景色は衝撃的でした。「ここはどこなんだ?!ヤシはあるけど、雪って何??どこが南国高知やねーん!!」と一人ツッコミしたことを覚えてます(笑)。。

 そんな中、長短時間ですがホームグラウンドの磯で冬の気配を感じ取ることができましたので、御報告します。


11月末

 後輩のO君の仕事の手伝いがてら、夕マヅメ狙いで下礁。黒潮は予測で25マイル。昼間は全く流れていなかったが、夕方から流れの軸が少しズレたのか狙いの磯は激流の様相。運がいい!いい釣りが出来そうな予感がした。

 この時期、HGの磯では時期に多少のずれはあるものの毎年デカエバ・ゲームを楽しめる。冬になり、周りの海域では水温が低下する中、高知県西部では黒潮の影響で水温がある程度高めだからか、まあまあのエバがよく釣れる(九州ほどデカイのはあんまり釣れませんが・・・)。

 もちろん宮崎や鹿児島の河口やその他の海域では昔からデカエバはよく釣られてきたし、高知県西部のパターンも僕の知る所では10年以上前から知られていることだ。

夕暮れの磯

 定置網には既に、70近いロウニンエバや90オーバーのカガミ、40前後のギンガメエバが入り始めているようなので、今回の釣行でいい結果が得られれば今年の冬もエバゲームが楽しめるかもしれない。



O君とヒラ
 磯は激流の潮波によってサラシがまいている。周りがペタペタのベタ凪でもこのスポットはヒラが狙える唯一のポイントだ。ここはシーバス狂いのO君にやってもらうしかない。

 直ぐにタックルセットして、キャスト。一投目・・・反応なし。居ないか?二投目・・・バイト!!やっぱりいた!しかしO君も上手い具合にルアーを通すもんだ。見てて、絶対出そうというコースをいやらしく引いてくる。掛かったサイズもなかなかで、無難なファイトの末ランディングしたのは75cmのプリプリヒラ!!

 いいなあ〜もういっとき僕はヒラを釣ってない。まあ、あまり情熱のない奴には釣れんのである。さあ、自分もさっさとタックルセット。はよせんと日が暮れる。

 今回は根が荒いエリアなので、ラインはいつもながらの12lbなのだが、竿はちょっと強め、前回サメとファイトした旧ブローショットの11fである。

 ルアーはトップのポッパー、ペンシル、サラナ110,125,147MAX、メタルフォーカス、自作ジグといった感じで上から下までくまなく探る所存(時間あるんかーいぃ!!)。

今回のタックル:またもや自宅撮影ですみません!


 最初にポッパーを投げてポッピングすると、いきなり海面が割れる!結構潜るがそんなにデカくはなさそう。ブローショットのバットパワーで一気に浮かす!相手は60前後のツムブリのようだ。ぶち抜こうと、足場を確認しているとフックアウト・・口がちっちゃいから仕方ない!次じゃー!!と投げるが反応なし。ペンシル、ミノーとフォローを入れるが魚群はどこか行ってしまったようだ。


カスミアジ
 ではではと、ジグで広範囲に探る。激流の流芯からその際、反転流の中とくまなく水深や距離を探っていると、20mくらい先にある反転流から出来た潮目付近の表層ジャークにギラン!とカウンターバイト!!寄せてくると一気に足元に突っ込む!レングスを生かして磯際をかわし一気に浮かすと相手はカスミアジの45オーバー!綺麗だーーー!!!

 なんて綺麗な魚だろう・・・寒風吹きすさぶ磯の上が一気にトロピカルになったようだ(クサッ!)しかもこの魚はヒラアジ類の中ではダントツに美味い。刺身が楽しみだ、フフフフ・・・


 O君も「俺も釣りたいっすー!」とヒラ狙いからすっ飛んでくる。二人でジグを投げる。しかしその後は全くあたらない。また魚群を待つしかない。
 10分程して日の入り寸前、沖でナブラが発生。恐らくエバナブラ。ジグをフルキャストして何とか届く距離。ナブラを直撃して2,3回スロージャークするが反応無し。

 直ぐに表層を少しゆっくり目にリトリーブするとヒット!一気に寄せると相手はギンガメエバのようだ。抜きあげる時にまたフックアウト・・・まあいい、次だ次!


 するとすぐにO君にヒット!上げるとギンガメエバの45オーバー。いい感じだ!すると、ナブラが一気に足元周辺までやって来た!「釣れ釣れー!!」と一気にテンションが上がるが、全く当たらないっ!10cm前後の大量のキビナゴの中で、同じくらいのサイズで水面直下をあまりアピールできないジグでは効率が悪いのが原因だろうと、ミノーに変更。サラサラナ110Fのサヨリカラー。このカラーは僕的にはキビナゴライクな感じがしてとても好き。O君も9cmミノーに変えてキャスト。

 ナブラのピークは終わったが、小さなワンドに追い詰められたキビナゴの群れがワンドから出て行くところを水面付近で拾っている奴らがまだ沢山いるようである。そのあたりへサラナをキャストし、水面付近をスローにただ引きし、たまにストップアンドトゥイッチ。これが当たったようで直ぐにダブルヒット!50cm近いギンガメエバだ!魚を揚げて次のキャスト!ただただ時間がない。魚を外したらとりあえずタイドプールへ入れて写真撮影は後からだ!今は釣れー!!とばかりにワンキャスト・ワンヒット!

 と、ここで僕にはなぜか巨ダツが掛かり、ぶち抜き寸前でなんとリーダーカット!!「なあに〜!!しかも大事なサヨリカラーが〜(泣)!!」。しまった・・やはりファイティングリーダをかましとくべきだった・・・直ぐにリーダーを組みなおし、今回は12号を先糸に40cmほど接合。ロスタイムは3分ほど。まだ魚は居る!


 その間にもO君が50cmほどのアオチビキをゲット!

 僕も直ぐに今度は110Fのイワシレッドベリーをつけてキャスト!直ぐにヒット!!O君にもヒットでまたダブルヒット!!結構なトルクとスピードで泳ぎまくるが、今はとりあえず手返し優先とばかりに強引ファイト。浮いてきたのは70弱のツムブリでO君の相手も同じようだ!ブローショットのバットを信じて一気に抜き上げる!

 直ぐに針を外して打ち返す!着水ドッカンバイト!!結構引く!!「こいつはロウニンか?!」と思ったが、残念、ギンガメエバの51cm。


O君とアオチビキ

ツムブリとカスミ


O君とツムブリ

ギンガメエバ

 これはもう半ば漁だ。この二ヶ月パッとしない釣果だったため、この滅多にないチャンスにここぞとばかりに二人で次から次へとギンガメを抜き揚げる。タイドプールはギンガメ、アオチビキ、カスミアジ、ツムブリとトロピカル溜まりと化している。

 さすがに日没で周りが暗くなってきたので、帰りのことを考えて僕は納竿。すると最後の一投でO君に何やらバイト!!ほとんど真っ暗な中、抜き揚げたのは鮮烈なブルーに光る51cmのビューティー・カスミ!!今回の爆釣を締めくくる一匹。

O君とカスミ


 今回は日没後約20分ほどの爆釣時合いでナブラの激しさや、時間的な制約で焦ってアプローチが早くなってしまいがちな状況であるかもしれないが、そんな中でも落ち着いてゆっくりアプローチすることで、弱い光量と大量のベイトのなかでもしっかり魚にルアーをアピール出来きるということを再確認できた。

 また今回は魚もかなりハイテンション状態にあったことからも、カラーに関する優位性はあまり見られず、マッチ・ザ・ベイトでそのシルエットをしっかり見せるということが肝であったと思う。ただやはり、魚が少ないまたはローテンションの時、相手(魚)が見つけやすいもしくは、目立つといった要素を膨らませるのはカラーにあるかもしれないので、これからはその点に関しても少し目を向けてみようかなとも思えた釣行であった。


● 使用タックル

ロッド ブローショット・ロッキーショア11F
リール ツインパワー5000PG
ライン シールズワン12lb,シーガー8号+12号
ルアー トップ(ペンシル,ポッパー)、サラナ110,125,147MAX、
メタルフォーカス1OZ、自作ジグ45g



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