猪原 亮

高知県在住。チーム・CATホッグチェイサーズ(海猫)、ショア馬鹿いけいけ2号団所属。

海でスズキ、イカ、青物、フカセ釣りを展開中。



《 7月の釣果 》


 こんにちは、皆さんどうお過ごしでしょうか?高知は7月に20日以上の連続真夏日を記録?しまして、黒潮は離岸しているのに沿岸は大変辛い海となりました。

 黒潮が離岸傾向にあり、なおかつ淀んで塩分濃度が高い海水が漂う地磯にはペンペンシイラやメジカがたまーにしか釣れないような状態が続き、レポート書くにもあまり変わり映えのない内容だし、魚もあんまりデカくなかったので面白くないなと思い、一時書いていませんでした。しかし、7月の半ば〜下旬に若干の黒潮接岸があり、良い潮が入ったのでちょろっと良い釣果に恵まれました。


実釣・夕方

 今回は夕方・朝・夕方に釣行するというプラン。黒潮は前週25マイルと接岸し、この釣行時には35マイルといったとこだが、いつも行く磯の右から左へとまあまあ流れている。波の高さは予報では1.5mだったが、実際には沖の低気圧の影響で2mから2.5m近いうねりが押し寄せている。

 僕の行く釣り場では西、東、南向きの釣り場によってその時々の波の高さは大幅に変わる。西が大荒れの時は東はベタナギ。その逆も叱りで、南から波が入ると、全域大荒れとなる。この日は西からのウネリが強かった。


 磯に降りると2mの足場は完全に波にさらわれていたので、5mくらいの高さから釣り開始。もう日が暮れる。潮が早い、波が荒い、光量が少ない時にはジグをスローに動かす。表層を探るにも、中層、底層を探るにもまず魚の反応を見たいときはスローが基本だ。そしてさらにあまり大きなフォールも入れない。ほとんどただ引きに近くアクション入れるときもトゥイッチかキルくらいである。
 海況が荒く、光量が少ない時あまり激しく動かしすぎると、魚が追いきれないし、見つけきれない。魚のタナになるべく長くルアーを泳がせて、魚のストライクゾーンを外さないようにするのが肝だ。活性が高ければハイスピードでも食ってくるが、そんな魚はスローなルアーにも食いついてくれる。

 まあもちろん、ハイスピードにしないと魚のスイッチが入らないときもあるが、大半はスローからステディーでも食ってくるので、ショアからはいきなりハイスピードは確率を下げるだけだ(もちろん魚のチェイスを発見して、その切り返しのキャストではハイスピードリトリーブにすることは多々あります。しかしそれも魚種に応じてです)。ショアに回遊してくる奴らはフィーディングモードに入っているのでゆっくりでもオーケーである。というより、奴らも簡単に取れる餌を探しているはずである。楽に餌が取れれば取れるほど、その生物にとっては生命活動のエネルギーをロスしなくて済むのだから。


 そんなことを考えながら、カウント30の水深をカウント25からスローなキルを入れながらリトリーブしていると、恐らくカウント15から20くらいの辺りで魚信!すかさずアワセると、小さいが何かが掛かっている。上げてくるとサラシの中に見えたのは35cmほどのイサキ。「やった、いい晩飯だ!」と思って抜き上げるタイミングを見ていると、ポロリ・・・ガーン、針はずれ。なんか最近こんな事ばかりだ。

 直ぐに今バイトのあったコース、距離、カウント20くらいの場所をトレースすると、直ぐにバイト!思ったとおりに当たってくれる。しかしこれも波打ち際でポロリ・・・なんでだよ!!・・・まあしかたない、自分のフックシステムはアシストフックを使わない、リアにシングルを抱き合わせというシステムだから、口の小さなイサキには若干針がデカ過ぎるようだ。トリプルフックの#6くらいを着ければ、口内三点フッキングで確実に上がるのだが、そのシステムでは他の魚が来た時に針が伸びてしまう。
 我慢して今のシステムでゲットするまで釣ればいいんだ!一匹あれば晩飯には充分だ!と言い聞かせて、また同じコースで掛ける。「今度は落とさんぞ!」と気合で1匹ゲット。

 イサキも資源の多いポイントなら、結構ジグで釣れるもんである。感覚としてはメバルに近いのかなという感もある。ミノーでも釣れると聞いたことはあるが、残念ながら自分はまだ経験がない。

 そうこうしていたら、日が暮れたのでこの日は納竿。明日の朝は何が釣れるかな?


実釣・朝

 朝一に間に合わず(寝坊!!)、本命ポイントは先客さんがいたので、第二ポイントへ。今回は特に釣る魚種を決めてないので、どこででも何でも来いや!という心意気。
 磯で上司のMdさんと合流。朝一はデカシイラ、ブリ、カンパチ、ヒラマサの可能性を考えポッパーをポコンポコン。すると、Mdさんのポッパーになにやらバカン!と出た!!Mdさんは来るべき、いけいけ2号推進強化月間に向け、ナイロン2号8lbでリハビリ・ファイト!慎重なファイト・・・なんだ?「あんまり引かんでこいつ!なんか回ってきた!」・・・ということはカガミ(イトヒキアジ)か?!正解〜!!ちょっとデカ目のカガミだ。

 上げると60は余裕でオーバーしている綺麗なカガミ。今年はこいつが異様に多い。毎度釣れてる気がする。美味しくないので、ソッコーリリース。こののちはメジカ(マルソウダ)がジグの表層スロージャークでボチボチ釣れ、なかなか楽しい状況に。



 8:30を過ぎたあたりでMdさんは帰宅。そののちチラホラとペンペンシイラの回遊が始まったので、ポッパーで遊んでいるとその中から一回り大きなシイラが飛び出してきた!一気にポッパーを加速させ、シイラの活性をあおると「ガボーン!」とバイトしたが、直ぐフックアウト!
 しかし、奴はまだやる気満々で外れたポッパーをまだ追尾してくる!一旦ポッパーを回収し、目の前をグルグル泳ぐシイラのちょっと先に投げハイスピードリトリーブすると一気に間を詰めて再びバイト!メーターはありそうなオンタだ!!今度はしっかりルアーを食い込ませて合わせる!さっきより至近距離だからしっかりフッキングが決まった・・とその瞬間「ジィーヤーーーーー!!!」と一気に走り出した!!

 いい走りだ!これを待ってたんだ!一気に80m程突っ走った。走らせたら走らせたで地獄の寄せに入る。真夏の炎天下の中、ジリジリジリジリラインを巻き取っては、また出される。そんなMっ気満々のファイトがたまらなく好きだ。5分ほどの攻防で浮いた。リリースするために、低い足場でリーダを掴んで一気にタイドプールへ引きずり上げる(シイラは意外と重いのでリーダー持つときはグローブかタオルを手に巻きましょう!)。


 106cmのオスシイラ。こいつは綺麗でしかも太い!ささっと写真を撮ってリリース。元気に泳いでいった。このサイズでもやっぱりオスシイラは元気がいい。早く120オーバークラスを掛けたいな。

 午前中はこれに満足して撤収。後は夕方に期待する。


実釣・夕方

 夕方も朝に降りた磯へ。17:30。潮目が磯の正面から当たり、足元には沸き返しが出来ている。朝とは一気に状況が変わり、その沸き返しの中でキビナゴがざわめき、潮目の中で時々シイラのものでは無い何かのボイルがたま〜に起こっている。とりあえず、ジグで様子を見る。遠投して表層をジャークし、シイラやメジカの様子を探りつつ、足元のキビナゴの動きを注視する。

 数投しているうちに、沖に着水したジグに60m程先からシイラが反応してジャンプして追ってきた!そのまま沈め、カウント5くらいからハイスピードリトリーブすると、「ガツン!」とバイト!90くらいのシイラだ!直ぐに回収してソッコーリリース。
 ラインチェックしていると、足元の沸き返しでヤズの群れがキビナゴにアタックしているではないか!今回のチャンスはぐっと我慢し、直ぐにシステムを組みなおして次のチャンスを待つ。


 どうも先ほどのボイルもヤズのようで、キビナゴを壁際に追い込んで捕食しているのは確実なので、足元に狙いを絞る。時間は18:30を回っている。チャンスは後2,3回だろうか・・・そんなことを思いながら夕日がまぶしい中、「ポーニョポーニョポニョ・・・」と昼のラジオで流れてから頭から離れないフレーズを一人口ずさみながら(雰囲気台無しだよ!!)、足元をヤズメソッドであるスロートゥイッチ・アンド・ダダ引きで絨毯爆撃していると、底から4巻き目くらいで「ズン!」とバイト!

 アワセと同時に一気に底を切るため、問答無用で数メートル一気にポンピングする!底から奴も反転し、ドラグを響かせて反撃する!しかし、どうにもならない相手ではなさそう。ランをかわし、ポンピングで寄せてくるとやはりヤズ。しかし、かなり太そうだ!磯際での突っ込みをのらりくらりとかわしながら、ギャフを持ってランディング場まで誘導し、ギャフ掛けランディング。


 長さこそあまりないが、丸々太ったメタボなヤズ。しかも美しい・・・このサイズでもこれだけ太っていたらいい引きを見せてくれる。計測すると77cm、5.3kgのぶりぶりヤズ。帰って捌くと、見た目に則して脂ギッシュな身は春のブリとは比べ物にならないほど美味かった。


 さて今月の釣りはこれまで。来月からは今年もやって来た、いけいけ2号推進強化月間!いけいけ2号団団員は8月中は2号8lbのみを用いてブルーバックスと対峙しなければならない!(隊員は3名しか居ないんですが、しかも隊長のMmさんは8lbでなく、ここ数年はすでに4lbを使ってお馬鹿な釣りをやってらっしゃいます)さてさて、今年はどんな魚が釣れ、どんなプチビッグファイトが待ち受けているのか楽しみだ!



[ 戻る ]


(C) Copyright, 2008 SMITH LTD. All rights reserved.