猪原 亮

高知県在住。チーム・CATホッグチェイサーズ(海猫)、ショア馬鹿いけいけ2号団所属。

海でスズキ、イカ、青物、フカセ釣りを展開中。



《 惨敗2 》


 前回の惨敗から、約半月・・・なかなか釣には行けないが、現地ではブリもいまいち釣れてないようでありました。しかし、先週一群れ入ったようで、早速徹夜をおして頑張って釣行してきました。


とある日の午前中

 朝一から北西の烈風拳が吹きすさぶ中、磯に降りる。メインの釣り場は風が強すぎて釣りにならないようなので、上司Mdさんが来るまでの間、ヒラを狙う。が、なかなかいいサラシまわりでも全く反応なし。しかたないので、Mdさんが来るまでワンドの奥から適当にワンドの出口辺りにサラナを投げる。

 岩に座って「どうせ何も釣れねえ」と思いつつ、30投ほどしたとき、ワンドのど真ん中で「パカン!」とバイト!「うお!ブリか?!」と思った瞬間、ババーンとヒラセイゴが鰓洗い・・・「・・なーんでサラシじゃなくて、何もない海面のど真ん中で・・・」全くもって釣った気がしないチビラちゃん。

 抜き揚げると60cmはあるようだが、サーフェッサーの相手ではない。サーフェッサーをロックショアからの青物相手に使い続けてきた感覚からして、80クラスのブリも難なくリフティングできるバットパワーを持つこのスズキロッドの相手には、80アップのヒラでも役不足かもしれない(スズキロッドの範疇を超えたパワーを秘めています)。


 撮影を終えるとMdさんが下りてこられたので、メインの釣り場で大風に耐えながら釣り開始。サラナが15mくらいしか飛ばないが、足元でのバイトも考えられるので例え15mでも油断は出来ない。3日前にMdさんは16lbクラスタックルでも歯が立たないブリにブレイクされたらしい。期待が高まる。

 しかし、大体魚が回っていれば6時から始めれば30分から1時間内にはファーストコンタクトがあることが多いが、始めて30分以上たつのに反応がない。やっぱりこの時期北西の風は良くないのか?と不安がよぎった時、僕のサラナの後ろを追尾するブリを確認!
 「Mdさん、ブリがいます!」と言った瞬間、Mdさんのキャストしたミノーにバイト!!すかさず自分もサラナを打ち返すが、反応なし。Mdさんのサポートに回る。16lbのガチンコファイトで5mもドラグを出さずに浮いたブリは80はありそうなぶりぶりブリ!2分も掛からず上がった。

 84cm、7.2kg。卵を持ってぶくぶく太ったいいブリだ!いいな〜、俺も釣りて〜!!次のチャンスこそは・・・

 魚が多い状況ならば、次は30分前後でまた回ってくるはずだ。わくわくしながらキャストを続ける。30分過ぎた辺りから、「・・・やっぱり今日はもう終わりっすかね〜?」「うん、終わりかもね〜。でもこんな時に限って、足元でボカン!とか来るんだよな〜。」「そうっすよね〜、そんなパターン多いっすよね〜。」といってルアーをピックアップし、キャストに移りかけたとき、ピックアップ寸前のMdさんにまたバイト!噂をすれば影、では無いがどんぴしゃのタイミングでまたMdさんに来た!

 ・・・なんで僕には掛からんのだろう?と思いながら、サポートに回っていると、Mdさんの掛けたブリの周りに2匹のブリが追尾しており、吐き出されたキビナゴやサバ子を拾い食いしている!すぐに竿を持ってサラナを投げるとバイト!しかし吐き出しフックアップならず(悔)その後は反応なくなり、Mdさんのサポートに徹する。

 上げると、91cm、7.4kgのオスブリ!若干スリムだが、いいサイズだ。


 その後は反応もなくなり、Mdさんが魚を持って帰った後も頑張ったが、北西風がさらに激しくなり立ってるのもやっとの状況の中昼前まで頑張ったが、さすがに心がブチ折れて納竿。今回は心に焦りが出て、せっかくのチャンスを逃してしまったし、
 やはりMdさんは13ftの竿で荒れた海でも足下までしっかりルアーを巻けるが、自分は9.8ftというロッドのため、足下では既にルアーが浮き上がってしまうハンディがあるのは否めないが、これは自分が使いたいから使っているのであまり気にしていない。ただ根本的にお魚さんとタイミングが合ってない・・・こればかりは仕方ない。しかし、それでもあまりに悔しすぎて、海に向かって「このブリのバカヤロー!!」と叫んでしまった。

 くそ〜、朝9時から夜23時まで頑張って仕事して、せっかく出来た休みに170km爆走して駆けつけたのに、なんで俺には全く掛かんないかな〜・・・チョー悔しい!!しかし、お魚さんとのリズムが合うまでは耐えるしかない。


とある日の午後 〜エバフィーバー〜

 午前中2本のブリが出たので午後も魚が回遊する可能性を考えて、15時に起床(?起車??)。システムを組みなおして万全の体制で駆けつけた先輩Mmさんと磯へ。

 降りてすぐの一投目からMmさんのミノーにエバの40アップがヒット!自分もすぐにサラナをキャストするとワン・ジャークですぐにバイト!後ろにものすごい数のエバが追尾している!揚げると45は超えた、良型のギンガメッキ。


 メッキは時合いが勝負とばかりに、二人で釣ったメッキをぽんぽんタイドプールに放り込みながら、乱獲していると・・「猪原くーん!ヘ〜ルプ!!」Mmさんがしゃがみこんで叫んでいる?!何かと思っていくと、Mmさんの手にミノーのフロントフックがエバごとフッキングしてるではないか!!

 すぐに魚を外し、リングからミノーも外す。針先が貫通しているがカエシまで出ていないので、ペンチで一気にカエシまで抜く。あとは針先をカットして、抜くだけだが自分の持ってるスプリットリングプライヤーでは歯が立たず、ラインカッター部分がボロボロになってしまった。そこで二人の荷物バッグを漁っていると、古いゴツ目のプライヤーを発見!ようやく針先をカットでき、抜針完了。止血をして、いざ釣り開始(←僕がですよ?たしかにMmさんも血が止まったら釣りを開始なされましたが・・・皆さんはすぐに病院行きましょう)。


 一旦時間が空いたので時合いは終了かと思った3投目にガツンとバイト!ちょっと引きが違うが相手は小さそう。上げるときれいな小マサちゃん。1キロくらい。

 このあとも連続ヒットで、小マサを2本追加。


 そこへMdさんも合流。ひさびさのショア馬鹿いけいけ2号団全員が集合(←誰も2号使ってねーじゃん!!)。MmさんもMdさんに渡された絆創膏とビニールテープで傷を縛って釣り再開。しばし30分ほど間隔を空けながら三人でエバ爆釣を楽しむ。

 ミノーも飽きたので、トップを引くとなかなか激しくバイトしてくる。反応が鈍くなるとジグに変えて少し中層をしゃくりヒットを量産する。

 そうこうしていると、ギンガメッキじゃない何者かがヒット!引きが違うし、結構頑張る!揚げると48cmのロウニンエバ。


 そうこうしていると、エバのナブラがMdさんがいるワンド側で頻発しだした。するとすぐにMdさんにヒット!これも結構引いている。揚げると50cmほどのカスミアジ。

 さらに連続ヒットで、イトヒキアジまで・・・今日はここらで釣れるエバ4種そろい踏みでグランドスラム達成だ。これにオニヒラアジまで入ると、エバのスーパーグランドスラムだが、それは無かった。


 エバの反応が消えた夕暮れはブリの可能性を期待し、日没まで粘ったがあえなく納竿。この釣行ではまたブリを釣獲することは出来なかったが、最後にエバで癒された。次の日はこの日よりもコンディションが良くなるので、また絶対ブリが釣れそうだが、所用のため高知に帰らなければならない。今年はホントに自分にはブリ釣れないかも・・タイミングが悪すぎる・・・と思いつつ帰路についた。


P.S. やはり、次の日の早朝Mdさんがやってくれました!102cm、10.58kgのブリを見事16ldタックルで仕留められました!我ら、いけいけ2号団初のロックショアからの10kgオーバーを達成。ただいまJGFAの岸釣りの部、ブリ16lbラインクラスに申請中です。あ〜、いいな〜、自分が絶対先に12lbタックルで10kgオーバー釣ったる!と思っていたのに、先を越されてしまいました!くやし〜!!でも、おめでとうございます!Mdさん!!


● 使用タックル

ロッド サーフェッサー98
リール ツインパワー5000PG
ライン シールズワン12lb、シーガー8号
ルアー サラナ125F



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