猪原 亮

高知県在住。チーム・CATホッグチェイサーズ(海猫)、ショア馬鹿いけいけ2号団所属。

海でスズキ、イカ、青物、フカセ釣りを展開中。



《 春の風物詩 》


 「いいな、いいな、潮岬は今年ず〜っといい潮が着けてそうで、いいな〜、なんか色んなのがたくさん釣れてんだろうな〜。」←想像です。あっちの事は全く分かりません。
 いやあしかし、もうだいぶ暖かくなってきましたね?そろそろ高知の海はお魚さん達も増えて、だんだん賑やかになって行くことでしょう。まあ、黒潮がこのところずっと遠いんで、沿岸の水温は逆に冷えていってるんですけどね。いや、冷水塊でも入ったかな??ま、いっか、釣れる時は釣れるでしょう(おいおい・・・)。

 そんなこんなで、寒ブリシーズンは一旦終わり、これからは春ブリの到来を期待する季節になりました。まあ春ブリといっても、中には寒ブリ並みの脂ギッシュなヒシブリ君も混ざってる事がありますから、それに期待しましょう。

 春ブリはいつ来るんだろう?と日々思いをめぐらしながら、悶々とした毎日を過ごしていると、人の行けないときに限って魚って来るもんですよね?定置網で数千本入っただの、沖の釣り船では10キロオーバーがボンボコ出てるだの、いつも行く磯の前で引き縄船が10キロ前後を沢山釣っただの・・・もう勘弁してくれ〜、人が行けないときに・・・このような兆候が見られたら、「だいたい一週間経てば釣れるな」と思い、先日行ってきました。


三月中旬

 この日は後輩と上司のMDさんの三人でいつもの磯へ。海は荒れ模様。沖の黒潮は40マイル。釣り場につき海面を見ても潮はさほど流れていない。「あ〜、ちょっと荒れてくれてよかった。」

 青物はあんまり荒れてないときのほうが釣れる?と言われているが、そりゃただ釣り易いってだけで、潮がないとき、また潮があっても荒れてるときの方がよく釣れる気がする。警戒心が薄れる?いや、活性が上がるのだろうか?特に表層系ルアーでの反応はすこぶるいい。これは魚が水面を見上げた時、波の揺らめきやサラシがルアーのシルエットをボカシてくれるので、定期的に回遊してくる青物にも見切られにくいというメリットと、ただ単に追われたベイトがサラシに逃げ込むという要因があるからかな?と思っている。前者の要因は、スピナーベイトでバスを釣る際の好条件と同じだと思う。


 それに荒れた日はこれからの時期ヒラスズキも一緒に狙える!取りこぼしのない二刀流、一石二鳥である。ただ、ちょっと危険が伴うのも事実だ・・ランディングも磯辺まで降りてリーダー持って抜き上げるなんてそんな甘い事は出来ないので、しっかりとランディングネットかギャフは携帯していたい。

 朝一、サラシがいい感じなので後輩に「ヒラ狙ってみいや?居たら一発で!」

 で・・お見事!さすがヒラ狂い、いやシーバス狂いで年間数百本のシーバスを釣ってるこの後輩は、一発(一投)で60くらいのヒラを引きずり出してきた。


 さてさて、自分はMDさんといざブリ狙いへ。MDさんはこの時期、荒れ時のスタンダードでフローティングミノー、自分はまだ若干中層付近の回遊を考えてジグを投げる。どこの層を魚が回るか分からない時は、二人で違うタナを探ると効率がいい。どちらか最初に反応があったほうに狙いを絞れるからだ。

 始めて一時間、MDさんに「コツン」という反応があったらしい。追い食いをしないあたりは、魚の群れが小さいか活性が低いかだろうか。エバならすぐに次が来るが、反応が無いとこを見るとブリだったかもしれない。

 さらに30分後、MDさんのミノーがサラシの払い出す流れに乗っていい具合に泳いでいた。すると10mくらいまで近寄った所でサラシの中から、ブリが飛び出してきた!
 「食ったーー!!」MDさんにヒット!「いいっすね〜!」とジグを巻き上げてきた自分にもヒット!!「ありゃー、ダブルヒットじゃー!!」久々にいい感じでドラグが鳴る。同じ方向に走っているので、ラインが交差しないように角度を見ながら右に、左に・・・僕のが先に止まった。ただMDさんのほうが角度が深い。MDさんに掛かった奴の動きを観察する。16lbタックルでもなかなか止まらない所を見るとちょっと大きめかもしれない。

 止まった、MDさんが反撃に出る。ラインの角度は僕の方が沖にあって魚も浅いので、MDさんに掛かった奴を先にランディング態勢に持っていく。上がってくるとパッと見、80くらいか。
 「ヤズや〜」とMDさん。「そしたら僕のはもっとコマイっすよ」と言いながら、やっとこさポンピングに入る。

 先にMDさんのブリを後輩がギャフ掛けすると、かなり重そう。それもそのはず、揚げてビックリ!丸々した92cmの8.2kg!!「あれま!思ったよりデカかったにゃ!」去年あれだけサイズを見間違えていたのを思い出した。「見て70オーバーと思ったら80、80オーバーと思ったら90、こりゃデケーと思ったらメーターオーバーじゃ!」という教訓を忘れていた。

 ほんじゃま、ってことで自分のをランディングにかかる。チャカチャカ巻いて浮いてきたのは70オーバーに見える、つまり80くらいか?案の定、揚げたら84cmの5.8kg・・・あれ?なんで僕のはこんなに細いの?といいたくなるスリムなブリちゃん。なーんか、自分は細いのばっかしか釣れないのが悔しい。
 まあ、シーズン一発目の肩慣らしには丁度いいサイズか・・去年はボケッとしてて開幕2連敗を喫したので、今年は初めからピリピリ行く所存だと心構えしてたのが功を奏した。

 その後は、「まだ回ってくるはず!」と、三人で投げ倒したが、群れが小さかったのか、はたまた潮がないのでコンスタントに回遊しなかったからなのか、原因は定かじゃないが全く反応なし。全員心が折れて終了。まだまだシーズン本番には遠いと感じた釣行であった。


● 使用タックル

ロッド 伝家の宝刀、おにゅ〜なサーフェッサー98!(←先代はボロボロになり殿堂入り)
リール ちょっとベールアームのフットがへこたれてきた、ツインパワー5000PG
ライン 安いが一番、シールズワン12lb・シーガー8号
ルアー サラナ125R、自作ジグ、メタルフォーカス40g



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