後藤 芳久

オフショア(GT、ジギング)、フレッシュウォーター(湖、サクラマス、渓流)と何でも挑戦し続けるマルチプレイヤー。そのチャレンジフィールドは国内に留まらず海外遠征にも及ぶ。
医薬品配送ドライバー。


《 シーカヤックフィッシング4(さらばジル) 》


 このたび、4年間釣りの相棒として付き合ってきたジル(バンテック社のキャンピングカー)を手放す事にした。理由はいろいろとあるのだが次に決まっている車はまさに「釣り車」になる予定なので手放す寂しさ半分、新しい車が来る待ち遠しさ半分と複雑な気分。今回はこの思いでいっぱいのジルでの最後の釣行になる。


 平日の休みを1日取って向かった先はいつもの西伊豆。しかし前日の予報(西の風3〜7メートル)は全く当たらず大風の大シケで波浪警報まで出てしまっている。当然シーカヤックは出せる訳もなく陸釣りを余儀なくされるのだが、それさえもままならないほどの強風。

 ポイント、漁港を転々と移動しながらなんとか釣りになりそうと辿り着いたのが戸田港。平日の強風と言う事もあり釣り人の姿はほとんど見えず、チャンスではあるのだが四方八方から吹き付ける風に悩まされながらも諦めきれずにエギをしゃくるもバイトはなし。


 諦めて車に戻る途中で係留船の間になにやら赤いデカイ物体が水面付近を右往左往しているのが見えた。良く見てみると図鑑で見た事のあるソデイカのようだ。なんでここに?と言う疑問を持ちつつもすでに体はキャスト体制に。

 ソデイカの進行方向にエギをキャスト、2回ほどダートさせるとイカが近づいて来てヒット。係留船のロープに注意しながら強引に寄せるがタモもギャフも無いためにランディングに手こずる。結局、地面に這いつくばってエギを掴んで抜きあげに成功。サイズは2キロ弱とソデイカとしては小さいサイズだがエギング1年生の自分には十分なサイズ。魚に詳しい友人に写メールを送ると間違いなくソデイカだと言う返信が。海は不思議がいっぱいだ。

 その後、昼寝をして強風の夕マヅメに500グラムほどのアオリを1杯追加でこの日の釣りは終了。翌日は凪ぎると言う予報(ホントか?)なのでシーカヤックの出船ポイントに移動して早めの就寝。

ソデイカ



まだ紅葉には早し。
 翌日、朝一はまだウネリが残っていたので港でしばしエギングしながらの凪待ち。明るくなる頃には数艇のシーカヤックが沖に出て行くのが確認出来た為、自分も準備をして出船だ。
 ややウネリはあるが良い凪だ。昨日の深夜まであんなに風が吹いていたのにわずか数時間でこんなに凪ぎてしまうなんて、さすが駿河湾。鹿嶋や外房ではまず考えられない。鹿嶋、外房ならあの風なら2日はウネリが残るパターンなのに。

 駐車場に置いてある車を見ると、先に出て行ったシーカヤックフィッシャーマンは友人の「やすさん」だ。彼の行動パターンからしてまず浅場の根周りを攻めているだろうから、自分は今回はそのポイントはパス。風上の北のゴロタ、根周りに一気に移動する。


 30分ほどパドリング、途中の魚探の反応はお世辞にも良いとは言えない。メタルベイト40グラムをセットして水深40メートルのゴロタ付近の手前から砂底のエリアに流れるコースにシーカヤックを流すがバイトは遠い。
 昨日、戸田港に居た漁師の話では水温が一気に3℃ほど下がってやっと良い水温になってきたと話していたが、本当に一気に3℃も下がってしまったらいくら適水温でも一時的に食いは悪くなるだろう。

 スローに狙った方が良いかとタイラバにチェンジして、そのマイナス思考が頭を持ち上げてくるが程なくしてバイト。タイラバをかなり上まで上げた所でヒット、小刻みに頭を振るファイトは常連さんのホウボウかな?姿を見せたのはやっぱりホウボウだった。サイズは中くらいだがとても美味しい魚で嬉しい。




 それからはしばらく全然アタリの無い時間を過ごす。シーカヤックからのタイラバを使った釣りではヒットまでは至らないまでもバイトはとても多くて退屈しないものなのだが・・・


 ポイントを移動して水深60メートルから30メートルまでのかけ上がりにゴロタが点在するポイントで待望のヒット。ボトムから10メートルほど巻き上げた所で一気に「ガツン」とヒット。前アタリも何もなし。

 10メートルほどドラグを出して、そしてフッと軽くなってしまった。えっ?切れた!?切れた場所はリーダーとタイラバのノット部分。ギザギザになっていて想像するに根ずれと言うよりは歯で切れた可能性が高い。バラしてしまった以上何が掛ったのかはわからないが歯で切れたようなケースはこれで2回目。次回からはリーダーを太くしようと後悔するも時すでに遅し。その後同じポイントを何度も流すがバイトは無かった。あ〜あ、デカそうだったのにな・・・


 その少し沖で、やすさんが2キロくらいのマダイを上げた。やすさんもバイトは少なめらしいがきっちりマダイを上げるとは羨ましい。

 近づいてやっていると50メートルラインのボトム付近でバイト。ちょっと重いだけでこれは根魚だな。25センチほどのアヤメカサゴをキャッチ。アヤメカサゴにしては良い型だ。カサゴ類はどれも美味しいので嬉しい。

 マダイをなんとか釣り上げようと粘ってみるが、その後はやすさんにも自分にもバイトは遠く自分にいたっては後半強烈な睡魔に襲われグダグダに。そして撤収。

やすさん


アヤメカサゴ

夕焼け


 2週間後に新しい車(中古)が来る予定なのだが、その頃にはさすがの西伊豆も冬の様相でこれからの時期はますます厳しい釣行になるだろう。本格的な冬に入る前にもう1匹、良型のマダイとハタ類を上げたいなぁ。


● 使用タックル

エギングタックル

ロッド TRBX−SS78M
リール セフィアCI4 C3000S
ライン PE0.8号+リーダーフロロ2.5号
ルアー エギ2.5〜3号

シーカヤックフィッシングタックル

ロッド WGJ−SF60UL
リール オシアジガー1500P
ライン PE1.5号+リーダーフロロ20ポンド
ルアー タイラバ45〜60グラム、メタルベイト40グラム



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