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村中 義明
(W.B.S.プロメンバー、JB桧原湖No.74 スミスサポートプロ)
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『Process of the Early Spring』
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4/10、4/17とWBSメンバーの栗原君と2週連続で北浦に行ってきました。
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北浦は今シーズン初の釣行で、バスのポジションが全く解らなかったため、一先ずは北利根、常陸利根と下流域を中心に、スポーニングに向かうコンタクトにポイントになりそうなスポットをチェックして行きました。水温は11〜13℃でしたので、動き出しの早いバスを狙ってブレイクがショアに寄った葦や、ブレイク上の沈み物を中心にシャッドやソフトベイトのボトムスイミングといった横方向の釣りで探って行きました。しかし、思うようにバイトを得る事が出来ませんでした。
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そこで、大きくエリアを変えて北浦本湖のシャローをチェックする事にしました。北浦本湖の各ワンド奥は比較的水温が高く14〜17℃をキープしており、スポーニングに絡んだバスがファーストブレイク上に乗っている気配が濃厚でした。
そこで、釣り方を横方向から点の釣りにシフトして石積みや杭といった目に見えるカバーにソフトベイトをフリップしてタイトに撃ち込むアプローチに変えました。すると、ようやく答えが返ってきて石積みインサイドのコーナー部分でバイトを得る事が出来ました。釣れたバスは800g程でしたが、体色の良い健康的なメスでした。
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 グリーンバックの綺麗な体色のバスでした。
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この1匹から分析出来る事は、体色からシャローに留まって比較的時間が経っているバスである事、ヒレが痛んでいないのでネスティングはしていない事、石積みのインサイドに非常にタイトに付いていた事から次の大潮で産卵するであろう最終ステージのプリスポーナーである事が判りました。この1匹からヒントを得て、更に別のエリアのワンドのチェックに向かいましたが、その頃から風が吹き出し、ワンド内に波が入る状況となってしまいました。
ちょっとしたエレキのトラブルもあり、釣りに集中出来ずストップフィッシングとなってしまいましたが、自分達と入れ違いでワンド奥を釣った知り合いはイブニングバイトに遭遇したらしく、短時間で10匹程釣ったとの事でした。ボートを上げてから写真を見せてもらいましたが、やはりヒレ傷は無くまだネスティングしていない個体である事が判りました。この日は知り合いのアングラーが数人出船していたのですが、皆の釣果を聞いてまとめると湖の状況が見えてきました。
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- 本湖ボディーウォーターの水温が11〜13℃だったのに対して、プロテクトエリアとなるワンド内は最高17℃もあった。
- 比較的水温が低いエリアのバスはハードボトムや地形的変化に依存しており、巻物で単発で食ってくる様な状況。
- プロテクトエリアでは本来ネスティングしても良い水温だが、釣れた魚のヒレは皆な綺麗でほとんど痛んでいない。
- プロテクトエリアのファーストブレイク上に乗ったバスは縦系カバー・ストラクチャーにタイトでありネストを作る様なオープンスペースでは食って来ない。
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以上から、三寒四温で水温が上がったり下がったりしている過渡期で、大多数のバスがまだネスティング行動に移っておらず、スポーニングに入る直前の最終段階のステージングフィッシュであると判断出来ました。
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バスは水温が14℃以上で安定すると、最初の大潮の晩にスポーニング行動に移ると言われてますが、一週間後の日曜日が丁度 大潮初日に当たるため、そのタイミングで一気にスポーンに入る魚が増えると予測出来ました。定説ではサイズの大きな魚からスポーニングに入る率が高く、季節が進行するほど小型も入ってくる率が高くなるので、ビッグフィッシュを狙うにはこのタイミング以外無いと言うくらいクリティカルな状況にハマっていました。そんな訳で、暖かい日が続き季節が進行する事を願いながら帰路につきました。
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 重い!完璧なプリスポーン体型
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前週から一週間経ち、その間大きな天候の崩れも無く、順調に水温も上昇して待ちに待った大潮を迎えました!早速、準備を整えてボートを浮かべると本湖ボディーウォーターで既に水温が15℃ありました。これはもしや湖全域でバスが動き出したかも知れないと思い、朝一はちょっと欲張って新たな可能性に賭けてみたくなってしまいました。そんな訳で、本命を外して少し季節の進行が遅いであろう風下エリアのコンタクトポイントを狙ってみたのですが、これが大失敗で10時までまさかのノーバイト...
これには、さすがに痺れを切らしましたが、陽が高くなり微風を感じたタイミングで本命の風上ワンドにシフト。すると、出ました!余裕で50cmを超える久々の2キロオーバー!
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インサイドに葦を擁したドックで、ミオ筋に絡んだ杭にテキサスリグを滑り込ませると、着底と同時に「コッ」っと押さえ込む様なバイトで食ってきました!
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その後、同条件のエリアを求めて数箇所を巡りましたが、予想に反してバイトは少なく単発のバイトをミスってしまったり、先行者が居たりで、めぐり合わせの悪い時間帯に突入してしまいました。しかし、陽が傾きはじめて風向きが変わったタイミングで入り直したワンドでグッドサイズのプチラッシュに遭遇!日中入った時はノー感じだったスポットでしたが、明らかにバスが次々と入って来ている状況で、体色が金色がかったメスが混じりました。
面白かったのは、私が杭を撃つとメスが食ってくるのに対し、葦を撃っていた栗原君にはヒレが傷んだオスのバスが食って来た事でした。きっとメスを迎え入れる為にネストを作り始めていたのでしょう。思えば大潮の晩、バスのスポーニング行動の基本を改めて感じさせられた釣行となりました。
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 陽が傾き始めてプチラッシュ 杭を撃つとメス
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 移動してきたばかりと思われる金色のバス
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 尾ヒレに注目 葦を撃つとオス。
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ロッド
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ストラテジーツアラー STC68TX
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ルアー
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3/16oz Texas Rig TENAGA HOG
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ロッド
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ストラテジーツアラー STC60TXL
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ルアー
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1/8oz Texas Rig 3'Bulky Power Hog
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PS. 関東ではこれからスポーニングが進行していきます。以下にスポーニングシーズンの特徴的な事柄を記しておきますので、今後の釣行に役立てて頂ければ幸いです。
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- 規模の大きなスポーニングフラットほど、魚の絶対量が多く、スポーニングの期間も長い。
- 一般的にサイズの大きな魚からスポーニングに入る率が高く、季節が進行するほど小型も入ってくる。
- スポーニングが進行するとフラット内にはネスティングしている魚とステージングの魚が混在する。もちろん、季節が進めばアフターも存在する。(この時期をポストスポーンと言います。)
- 一度、ネスティングした魚は胸ヒレと尾ヒレが痛んでいる。もちろんネストを守るオスは痛んでいますが、数回に分けて卵を産むメスやアフターも痛んでいる。(釣れたスポットや体形から予想する事で自分が釣るべきステージの魚を選べます。)
- 湖を大きく視ると、湖の中にはスポーニングが早いエリアと遅いエリアがある。一般的に湖の北側の水温が暖まりやすく南側が遅れます。これは冬型気圧配置に依存していて風下は温まりにくい為です。(もしも、北側でスポンーニングが進んだ場合、そのズレを利用して南側で重たいプリスポーンを狙うという作戦もあります。)
※これらは規模が大きな湖でより顕著で小さな湖では一斉に水温が温められてスポーンが進行する為、あまり感じない 事象かも知れません。
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いずれにしても、春はエリアの見極め〜スポット絞込みまで、魚の季節の進行度合いを分析して釣っていく事が重要となります!ここを理解する事で、春のゲームをよりロジカルに進める事が出来ます。是非、フィールドで答え合わせをして見て下さい!
それではまた。
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